世界カイロプラクティック連合
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世界カイロプラクティック連合(World Federation of Chiropractic)は、カイロプラクティックの国際的な広がりとともに1988年5月に36カ国の代表団体を集めオーストラリアのシドニーで設立された。きっかけは前年イギリスのロンドンで開催されたプレジデントサミットで国際的なカイロプラクティックの組織設立の必要性が話し合われたことによる。2005年には約80カ国の代表団体が加盟する国際的な職業団体で、1997年に世界保健機関の非政府組織に登録されている。WFCの目的は科学的研究、教育、法制化で各国が情報交換を行い、カイロプラクティックの基準や職業としてのアイデンティティーを守ることにある。総会は2年ごとに行われ、総会のない年には役員会が開かれ、役員は世界7つの地区からそれぞれ選出される。事務局はカナダのトロントに位置し、事務局長にはデービット・チャップマンスミス弁護士が設立当初より就任している。WFCの日本代表団体として1991年に日本カイロプラクティック評議会が加盟したが倫理規定違反により1998年に資格停止処分となり、1999年より日本カイロプラクターズ協会に交代した。カイロプラクティックの国際的なスポーツ団体である国際スポーツカイロプラクティック連合とも連帯関係にあり、オリンピック協会役員や政府関係者とのつながりも深くある。FICSの日本支部は日本スポーツカイロプラクティック連盟。1997年には東京でWFC世界大会TOKYOが開催され当時、厚生大臣であった小泉純一郎氏も挨拶に立ちあった。2005年、WFCの協力の下WHOは、カイロプラクティックの教育基準と業務内容を明記した「カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するWHOガイドライン」を発行した。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 世界カイロプラクティック連合(WFC/WHOに加盟する国際的なカイロの職業団体)
- 日本カイロプラクターズ協会(JAC/WFCの日本代表団体)
- 国際スポーツカイロプラクティック連合(FICS/国際的なスポーツカイロの団体)
- 日本スポーツカイロプラクティック連盟(J-FOCS/FICSの日本支部)
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