上野公成
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上野 公成(うえの こうせい、1939年7月23日 - )は、昭和・平成期の日本の政治家。自由民主党所属。元参議院議員・元内閣官房副長官。群馬県高崎市出身。群馬県立高崎高等学校、東京大学工学部都市工学科(第1期)卒。内閣官房副長官として、在任期間の歴代最長記録(3年3ヶ月)を有している。
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[編集] 職歴
- 1966年 建設省(現国土交通省)入省
- 1976年-78年 群馬県に出向、群馬県土木部住宅課長に就任
- 1991年 建設省退職
- 1992年 参議院議員選挙(群馬選挙区)で初当選
- 1996年 通商産業省政務次官に就任
- 1998年 参議院議員選挙(群馬選挙区)で再選(2期)
- 2000年7月 第2次森喜朗内閣の内閣官房副長官に就任
- 2001年4月 第1次小泉純一郎内閣で内閣官房副長官に再任
- 2003年11月 翌年に参議院議員選挙があるため内閣改造に伴い内閣官房副長官を退任(内閣官房副長官(政務)の在任期間歴代最長記録を樹立)
- 2004年7月 参議院議員選挙(群馬選挙区)で群馬県外(埼玉県)出身者の民主党・富岡由紀夫に敗北し落選。
[編集] エピソード
- 妻はピアニストで桐朋学園大学教授の上野久子
- 趣味は折り紙
- 2005年10月1日、長女・上野未來の結婚披露宴に、主賓として小泉純一郎内閣総理大臣(以下、肩書きは当時)、森喜朗前内閣総理大臣、扇千景参議院議長が出席、次期首相候補として名前の挙がっていた安倍晋三官房長官が媒酌人(仲人)をつとめ、福田康夫元官房長官が乾杯の挨拶を行った。
- 上記披露宴で、小泉純一郎内閣総理大臣が「こういう披露宴も珍しいんじゃあないですか。前総理、現職の総理、そして『次の総理』。私も、こういうのは初めてです!」という発言を行い、会場は大きく沸いた。その際、多くの出席者が、福田康夫元官房長官ではなく、安倍晋三官房長官の方を振り返っていた姿が、披露宴の取材に入っていた群馬テレビによって撮影されており、その映像を借り受けた日本テレビ、TBS、フジテレビが当日夜のニュースで「小泉総理による『次の総理』発言」として大きく取り上げた。
- 自民党総裁選において、地元の福田康夫元官房長官ではなく安倍支持を前面に押し出してマスコミなどで派手に活動していた山本一太参議院議員を2007年の参院選群馬選挙区の候補者から外し、上野を公認しようという動きが群馬県内の福田系県議を中心にあったが、最終的には現職の山本が選挙区公認候補となった。その結果、上野は比例区の公認候補にまわることになったが、自民党群馬県連からただ一人の比例区重点候補者に指定されている。
[編集] 主な役職
- 建設省住環境整備室長
- 建設省住宅生産課長
- 建設省住宅建設課長
- 建設大臣官房政策企画官
[編集] 著書
- 「デンマークのオンブズマン」
- 「群馬新時代を設計する」