三菱・ミニカトッポ
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ミニカトッポ(MinicaToppo)は、三菱自動車工業が製造・販売していた軽自動車である。通称「トッポ」。
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[編集] 概要
1989年に開催された第28回東京モーターショーに参考出品され翌年軽自動車の新規格化にあわせて発売開始された。エンジン関係、シャシ及びボンネット部分はミニカと共通で、キャビン部分を背の高いボディとして広々とした室内空間を作る、というのが売りであった。
サイドビューは左右非対称となっており右ドアよりも左ドアの方が大きい事も特徴となっている。リヤゲートは右側に開く横開きで一部グレードにはガラスハッチを用意。ボディは初代が3ドアの5ナンバーのセダンと4ナンバーのバンの2タイプ、1993年登場の2代目はそれに追加してミニカでお馴染みの右1枚:左2枚のドアを採用したセダンの3タイプを用意され更に標準車よりも全高が70mm高いスーパーハイルーフ車も用意。
初代は他社に競合車種がなかった事もあり、割合売れたものの、1993年に発売した2代目は、同時期に発売したスズキ・ワゴンRの人気により暗雲がたちこめ(ワゴンRは高さを生かして座面も上げたため従来の軽自動車の欠点であった足元の窮屈さを解消し、視点の高さによる快適さとも相まってヒットにつながったのに対し、ミニカトッポでは座面がミニカそのままの高さで、高い室内高が有効に生かされておらず、実際は室内上部は使い道のないデッドスペースに近いものであった。これは後の後継車種であるトッポBJにも同じ事がいえる)、更にワゴンRの対抗車種となる軽トールワゴンとしてダイハツ・ムーヴ、ホンダ・ライフが相次いで発売されると、ミニカトッポは設計段階での未完成さが目立ち、大きな支持を得るには至らなかった。1998年のフルモデルチェンジでワゴンR、ムーヴ、ライフに対抗する為、トールワゴンスタイルとなり、名前をトッポBJに改名。
[編集] 歴史
[編集] 初代
[編集] 2代目
- 1993年9月 - フルモデルチェンジ(ただしボンネット以外のスタイルに大きな変化がないことから実質的にはほぼスキンチェンジに近い)。
- 1995年11月 - マイナーチェンジ。フロントバンパー形状変更及びエンジン改良。
- 1997年1月 - 出目金ライトのタウンビー追加。
- 1997年9月 - マイナーチェンジ。フロント部分の変更。
- 1998年10月 - フルモデルチェンジでトッポBJに名称変更。
[編集] 車名の由来
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