スタートレック:ヴォイジャー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『スタートレック:ヴォイジャー』 (Star Trek: Voyager 、略称VGRまたはVOY) は、アメリカのSFテレビドラマシリーズ。『スタートレック』シリーズの4番目の作品。1995年から2001年にかけて放映された。
目次 |
[編集] 概要
第2シリーズ『新スタートレック』(TNG) や、第3シリーズ『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』(DS9) と時代設定が同一(24世紀)であり、TNG・DS9と関連した登場人物・事件が描かれ世界観を深めている。また、DS9とは、ドラマの放映期間も大きく重なっていた。
ファンもなじんだそれまでのスタートレックの世界から遠く切り離された場所での、ただ1隻の宇宙船の活躍を描くという、外伝的な性格も持つシリーズ。ただし、DS9がひとつの基地とその周辺を舞台としているのに対し、未知の宇宙を切り開いていくという点では、第1シリーズ『宇宙大作戦』(TOS) の重要な後継とも言える。
なお、スタートレックのファンであるヨルダン国王アブドゥッラー2世(当時王子)が、エキストラとして出演したことでも有名。
[編集] あらすじ
惑星連邦所属のイントレピッド級深宇宙調査船U.S.S.ヴォイジャーは調査任務の途中で謎のテトリオンビームに巻き込まれる。そのテトリオンビームはクルーを船ごと銀河系の反対側、地球からの距離はおよそ75,000光年の「デルタ宇宙域」に一瞬にして転送してしまった。ヴォイジャーの最高巡航速度でも70年以上かかる銀河の反対側から地球を目指すクルーの旅路を描く。
[編集] 放映
1995年1月16日~2001年5月23日放映(本国での放映)。全7シーズン、172話。
[編集] 登場人物
階級は第1シーズンのもの
- キャスリン・ジェインウェイ(ケイト・マルグルー)(日本語版での声:松岡洋子)- 艦長(大佐)。地球人女性。
- チャコティ(ロバート・ベルトラン)(石塚運昇)- 副長(少佐)。元「マキ」のメンバー。地球人男性。ネイティブ・アメリカンの血を引く。
- ベラナ・トレス(ロクサン・ドースン)(五十嵐麗)- 機関主任(中尉)。元「マキ」のメンバー。地球人とクリンゴン人のハーフ。
- トゥボック(ティム・ラス)(青山穣)- 保安主任(大尉)。バルカン人男性。
- トーマス・ユージン(トム)・パリス(ロバート・ダンカン・マクニール)(森川智之)- 操舵士(中尉)。元「マキ」のメンバー。地球人男性。
- ハリー・キム(ギャレット・ウォン)(真殿光昭)- オペレーション担当(少尉)。地球人男性。
- ドクター(プログラム名“EMH Mark I”)(ロバート・ピカード)(中博史)- 医療主任(階級なし)。緊急用医療ホログラム。
- ニーリックス(イーサン・フィリップス)(長島雄一)- コック兼ガイド。タラクシア人男性。デルタ宇宙域に詳しい。
- ケス(ジェニファー・リーン)(小林優子)- オカンパ人女性。ドクター補佐として活躍。第4シーズン冒頭でセブン・オブ・ナインとほぼ入れ替わりで艦から離れる。
- セブン・オブ・ナイン(ジェリ・リン・ライアン)(沢海陽子)- 元地球人女性だが、「ボーグ」に同化された。正式名称は「ユニマトリックス01の第三付属物セブン・オブ・ナイン」。同化前の本名はアニカ・ハンセン。第4シーズンから登場。
[編集] 小説
テレビシリーズのノベライズ作品の他、独自ストーリーの作品も書かれている。邦訳は角川文庫など。
[編集] 外部リンク
スタートレック |
TVシリーズ 宇宙大作戦 | まんが宇宙大作戦 | フェイズII 新スタートレック | ディープ・スペース・ナイン | ヴォイジャー | エンタープライズ |
映画 スタートレック | カーンの逆襲 | ミスター・スポックを探せ! | 故郷への長い道 | 新たなる未知へ | 未知の世界 ジェネレーションズ | ファーストコンタクト | 叛乱 | ネメシス | スタートレックXI |
関連項目 登場人物 | 異星人 | 宇宙船(エンタープライズ) | 惑星 | 日本語資料 | テンプレート |
カテゴリ: スタートレック | 1995年のテレビドラマ | スピンオフ作品 | アメリカ合衆国のテレビドラマ