ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス
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ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス (the London School of Economics and Political Science, London School of Economics, LSE) は、イギリス、ロンドン中心部オルドウィッチ(Aldwych)付近にキャンパスを構える、社会科学に特化した、ロンドン大学を構成する研究・教育機関である。ただしロンドン大学を構成する他の多くの教育・研究機関同様、個別の大学であるかのように扱われる場合が多い。
これまでに卒業生、教員、創立者から、文学賞2人、平和賞3人、経済学賞(アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞)8人、計13人のノーベル賞受賞者を輩出している。
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[編集] キャンパス
[編集] 歴史
もともとは労働者の高等教育機関としてフェビアン協会のメンバーであったウェッブ夫妻らにより1895年に設立された私立学校。1900年にロンドン大学の基礎団体の1つになり、加入当初はロンドン大学における経済学部と見なされる場合もあった。その後、社会学や哲学、国際関係学などといった経済以外の分野も研究の対象としていった。
[編集] 組織
主に以下のデパートメント等で構成されている。
Accounting and Finance
Anthropology
Economic History
Economics
The Development Studies Institute
the European Institute
Geography and Environment
Government
Industrial Relations
Information Systems
Interdisciplinary Institute of Management
International History
International Relations
Law
Mathematics
Media and Communications
Operational Research
Philosophy Logic and Scientific Method
Social Policy
Social Psychology
Sociology
Statistics
[編集] 学生
大学院生や留学生の比率が非常に高い。
約7,000人のフルタイム学生のうち、約50%強が大学院生であり、約45%がイギリスを含むヨーロッパ連合の国々以外からの留学生で構成されている。
[編集] ランキング
タイムズ、サンデー・タイムズ、ガーディアンなどの主要な欧州大学ランキングにおいて、毎年上位(概ね5位以内)にランクされている。
なお、タイムズが作成した世界ランキングでは、
総合:11位(2年連続)、1位から順にハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校、MIT
[編集] 主な出身者
- ジョン・F・ケネディ(第35代アメリカ合衆国大統領)
- ミック・ジャガー(ミュージシャン)
- ジョージ・ソロス(投機家)
- ロナルド・コース(経済学者)
- コチェリル・ラーマン・ナラヤナン(第10代インド共和国大統領)
- ルイス・バーンスタイン・ネイミア(歴史学者)
- ロバート・マンデル(経済学者)
- ジョージ・アカロフ(経済学者)
- ジェイムズ・ミード(経済学者)
- フリードリヒ・ハイエク(経済学者)
- マルグレーテ2世(デンマーク女王)
- 兪国華(元中華民国行政院長)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
ロンドン大学(UCL,KCL,LSE,QM),ロンドン芸術大学(UAL)などの英国(イギリス)大学・大学院への留学受付機関