ルートヴィヒ・プラントル
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ルートヴィヒ・プラントル(Ludwig Prandtl, 1875年2月4日-1953年8月15日)はドイツの物理学者。空気力学の方面で業績を上げた。境界層、薄翼の理論、揚力線理論を研究した。無次元数のプラントル数の命名者である。
ミュンヘン近郊のフライジンクに生れた。父親も工学の教授である1894年ミュンヘン大学に入学し固体物理を学んで、機械設計者になった。流体機械の設計から流体力学の分野に加わるようになった。
1901年ハノーバー工科大学の教授になった。1904年に境界層に関する論文を執筆した。ゲッティンゲン大学に移り、航空流体工学の先端研究機関とした。1925年 Kaiser Wilhelm Institute for Fluid Mechanicsを創立した。
フレデリック・ランチェスター(Frederick Lanchester)と3次元翼の理論(ランチェスター=プラントル理論または揚力線理論)を1918年から1919年に発表した。キャンバーをもつ薄翼の理論も研究した。翼端効果の重要性を示した。それまで考慮されなかった翼端渦が抗力を引き起こすことを示した。
1908年にテオドル・マイヤー(Theodor Meyer)と共に、超音速衝撃波の理論を初めて示した。超音速風洞の構造も考案した。
その他にハーマン・グロアート(Herman Glauert)とともにプラントゥル-グロアートの法則に名前をのこしている。