ラルパーサ
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ラルパーサ(Ral Partha)は、テーブルトークRPGやヒストリカルゲーム用の25mmと15mmサイズのミニチュアフィギュアを作っていた、オハイオ州シンシナティーに拠点のあった会社。2000年に倒産した。製品は金属のホワイトメタルかピューターで作られていて、未塗装のまま販売されていた。日本ではメタルフィギュアと呼ばれているものである。
社名は、創設者の友人がダンジョンズ&ドラゴンズで使っていた魔法使いのキャラクターにちなんで名付けられた。
ラルパーサのミニチュアは現在、シンシナティーにある会社Iron Wind Metalsなどから入手できる。Iron Wind Metalsは旧ラルパーサのオーナーと生産部長のひとりによって、ラルパーサの生まれ変わりとして再建された会社だ。ラルパーサで使われていた型は、ほかにもDark Sword Miniaturesやゲームのメイジナイトなどで使われている。
Iron Wind Metalsの人員や材料の金属、ミニチュアの型は、倒産したラルパーサと変わらないので、ミニチュアの質も同じである。ただし、2006年12月現在、商品の発送が大幅に滞っている。
作られていた製品は、例えば人物の像の場合、比較的ほっそりとした等身の高いモデルを得意とした。モンスターなども含めて作りは繊細で、愛好家の評価も高い。製品の1シリーズとして、ダンジョンズ&ドラゴンズ用の公認フィギュアを作っていた時期もあった。
原型師には、トム・メイヤーやデニス・マイズ、クリス・フィツパトリック、Kevin Adamsなどがいた。
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