ライン下り
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日本のライン下りとは、船頭さんの操る小舟に乗って、川を下って川と景色を楽しむこと。
全国の川のある景勝地・観光地で、おもに有料で行われている。
もともとは、ドイツのライン川を下ることを「ライン下り」といった。「ローレライ」は、ライン川沿岸のザンクト・ゴアール近くにある岸壁で、その近辺は川幅が狭く、岩礁もあって流れも乱れており、19世紀頃までは、船が座礁する難所であった。魔女伝説があり、ローレライにたたずむ金色の櫛を持った美しい少女に船頭が魅せられると、川の渦の中に飲み込まれてしまう、というもので、歌曲ローレライは難破の悲哀とこの伝説を歌ったもの。
[編集] 日本の主なライン下り
- 阿賀野川ライン舟下り - 阿賀野川
- 阿武隈ライン舟下り - 阿武隈川
- 鬼怒川ライン下り - 鬼怒川
- 隅田川ライン下り(東京水辺ライン下り) - 隅田川
- 只見川ライン下り - 只見川
- 天竜ライン下り - 天竜川
- 長瀞ライン下り - 荒川
- 日本ライン下り - 木曽川
- 芭蕉ライン船下り - 最上川
[編集] 歌曲ローレライ
- 作詞 - ハインリッヒ・ハイネ
- 作曲 - フレードリッヒ・ジルヒャー
- 日本語訳詞 - 近藤朔風
カテゴリ: 日本の観光地 (自然) | 水運