ライフスペース
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[編集] 概要
ライフスペースは、もともとは自己啓発セミナーであったが、次第に変質していき、主宰者がインドのサイババに指名された「シャクティパット・グル」であると自称(サイババ氏はこの件を否定した)するようになったり、「シャクティパット」と称する相手の頭部を手で軽く叩く(叩き続ける)行為で病気を治せるといった主張をするようになる。
1999年、千葉県成田市の成田空港近くにあるマロウドインターナショナル成田ホテルでミイラ化した男性遺体が発見され、これに対して、主宰者は「ミイラには15℃の体温があり、死んでいれば0℃になるはずであり、従ってミイラは生きている」と荒唐無稽な主張を行い有名となる。
後に、この「ミイラ事件」で主宰者の高橋に殺人罪での有罪判決が出ている。これは、脳内出血で入院していた男性を連れだし、適切な治療を受けさせねば死亡する可能性が高いことを知りながらも、適切な治療を受けさせず死亡させたという趣旨の判決である。
[編集] ルーツと派生団体
ライフスペースは、1983年にライフダイナミックスから独立して設立されている。
1993年に大阪エリアのマネージャーが独立して、ハーモニーを設立している。
[編集] 参考文献
- 塩谷智美 『マインド・レイプ―自己啓発セミナーの危険な素顔』 ISBN 4380972313
- 別冊宝島編集部 編 『「カルト」の正体。』 ISBN 4796616853
- 『「救い」の正体』(ISBN 4796694617)の改訂文庫化。
- ―― 『洗脳されたい!―マインド・ビジネスの天国と地獄』 ISBN 4796693009
- 米本和広 『教祖逮捕―「カルト」は人を救うか』 ISBN 4796617191
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ライフスペース情報 - 紀藤正樹によるリンク集を含む資料集。
- もう引き返せないと考えているあなたへ―ライフスペースを考える会
- シャクティ・パット・グル・ファウンデーション(=ライフスペース)