ヤングタウン土曜日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
改名:この記事のタイトルに関して議論や投票が行われています。詳細はこの項目のノートを参照してください。 |
ヤングタウン土曜日( -どようび)は、日本のラジオ番組。毎日放送(MBS)制作。毎週土曜日の22:00~23:30(JST)に放送されている。正式タイトルは『MBSヤングタウン土曜日』。略称ヤンタン、ヤン土。
目次 |
[編集] 概要
- 現在のメインパーソナリティーは明石家さんま。さんま自身は1976年の初出演以降、30年近くの長きに渡りヤングタウンのパーソナリティーを務めている。なお、さんまが現在の土曜日を担当するようになったのは1992年10月からである。
- アップフロントエージェンシーに所属するタレントが代々レギュラーを務めており、現在はハロー!プロジェクトに参加するアイドル(通称・ヤン娘。(ヤンムス))が出演している。
- 主に関西地区のローカル放送であるが、収録は東京都内(竹橋パレスサイドビルディング内・毎日放送東京支社)で行われる。通例、毎週金曜日に収録(年末年始等はさんまのスケジュールによって変更されることがある)。また関西地区以外にも遠距離受信しているリスナーも多く、北海道から葉書が届くこともあった。
- プロ野球シーズン中(4月~9月)は、原則として上記の放送時間帯であるが、『MBSタイガースナイター』が21時に終わらなかった場合、時間が繰り下げになり21時台の番組に続いて放送される。
[編集] 出演者
過去のレギュラー出演者(1992年10月以降)
- 加藤紀子(1992年10月~1997年2月)
- 吉村麻希(のちにマキ凛子に改名、1997年3月~1999年3月)
- 太陽とシスコムーン(信田美帆・稲葉貴子・RuRu・小湊美和、のちに「T&Cボンバー」に改名、1999年4月~2000年9月)
- 安倍なつみ(モーニング娘。、2000年10月~2002年3月、2004年7月~2004年11月)
- 保田圭(モーニング娘。、2000年10月~2002年3月)
- りんね(カントリー娘。、2000年10月~2002年10月)
- 松浦亜弥(2002年4月~2003年3月)
- 中澤裕子(2002年4月~2004年3月)
- あさみ(カントリー娘。、2002年4月~2004年3月)
- 里田まい(カントリー娘。、2002年4月~2004年3月)
- 後藤真希(2003年4月~2006年3月)
- 柴田あゆみ(メロン記念日、2004年4月~2006年3月)
[編集] コーナー
前略のコーナー
- リスナーが投稿するハガキ・メールをきっかけに、さんま他出演者がフリートークをする。出演者の近況や様々な裏話を聴くことができる。
- 時折、どこのメディアも取り扱っていない最新の芸能情報・ネタが聴かれることも。
ヤン土ボケ講座 featuring ショージ
- 俗に言う「あいうえお作文」。リスナーが5文字のお題と最初の2文字の文章を投稿。挑戦するヤン娘。は大御所芸人・さんまの厳しいお笑い指南を受ける。
- ベテラン芸人・村上ショージの腕の見せ所でもあるが、逆にヤン娘。同様さんまに注意されてしまうことがある。
リスナーをいやせません
- リスナーが心を癒されるフレーズをヤン娘。がセクシーな口調で発する。フレーズはリスナーが投稿。
- さんまが可・不可の評価をする。しかし判定は非常に辛く、ほぼ毎回さんまの厳しい指導が入る。
- 「さんまさんをいやしたい!」「リスナーをいやしたい!」「リスナーをいやせるかな?」「リスナーをいやせそう?」そして2006年4月現在の「リスナーをいやせません」と、さんまの鶴の一声でコーナータイトルが何回か変更されている。
カラオケBOX「さんちゃま」
- 番組内外で起こった出演者に関する出来事をネタにした替え歌を唄う。替え歌の歌詞及び選曲はリスナーの投稿による。
- 替え歌以外に、ヤン娘。メンバーの新曲がオンエアされる場合もある。
[編集] 備考
さんまが今もヤンタンを続ける理由
- 明石家さんまは若手時代に、番組を無断で休むなどといった不祥事を起こしたことがある。本来ならば芸能活動上それなりのペナルティを受けるはずだったが、毎日放送はさんまを引き続き起用した。さんまはその恩義に報いるため、現在も毎日放送制作の番組には低額のギャランティーで出演を続けている。
- MBSヤングタウンは一時、裏番組の隆盛などの煽りを受けて番組消滅の危機を迎えた。しかし、さんまは「ヤンタンの灯を消してはいけない」と現・日曜日担当の笑福亭鶴瓶と共に、放送枠が土日のみになった現在も番組のパーソナリティーを務めている。「さんまが辞めるまでは俺も辞めへん」とは鶴瓶本人の談。
「さんま詣で」
- 同番組の収録現場は明石家さんまが定期的に必ず現れる場所とあって、各メディア関係者がさんまとの面会を求めて集まってくる。彼らの用件の多くはスペシャル番組や新番組の打ち合わせ、CMのオファーなどであり、特に春と秋の番組改変期前には現場が多くの業界人でごった返す。
安倍なつみ盗作騒動
- 2004年11月、同番組レギュラーであった安倍なつみが番組のコーナー「ヤン土作詞選手権」において発表した自作の詩の数編が盗作であったことが発覚。安倍本人は同年11月27日放送分以降の番組出演を自粛、そのまま降板となった。事の起こりは、その前週の11月20日放送の同コーナーで安倍が発表した詩が、シンガーソングライター・橘いずみの「サルの唄」の詩に酷似していることに、放送を聴いていた1人のリスナーが気付いたことによる。当時安倍は公式プロフィールに「趣味・詞を書く事」と記載し、自らの写真集・エッセイ集にも過去何年にも渡って「自作の詩」を発表し続けていたため、この疑惑は瞬く間に広まり、最終的には各報道メディアがこぞって取り上げる騒動となった。毎日放送側は、同年12月11日放送分の番組内でリスナー及び関係者に対する謝罪のコメントを放送している。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ヤングタウン土曜日 ― 公式サイト。過去の放送内容ほか。