モンゴメリー・スコット
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モンゴメリー・スコット (Montgomery Scott, Montgomery 'Scotty' Scott) は、アメリカのSF作品『スタートレック』シリーズ、主にテレビドラマ『宇宙大作戦』(TOS) の登場人物。宇宙パトロール船USSエンタープライズ号機関主任。カーク、スポック、マッコイにつぐ主要キャラである。通称スコッティ、日本語吹き替えではチャーリー。俳優はジェームズ・ドゥーアン。日本語吹き替えの声優は小林修・内海賢二ほか。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
2222年地球のスコットランド生まれの人間男性。宇宙艦隊士官で、TOS当時の階級は少佐。
エンジニアとしては超人的で、カークの無茶な要求をかならずクリアする。「何時間かかる?」「○時間です」「×時間(半分以下)でやれ」「わかりました」というたぐいのやりとりは定番で、続編シリーズでも頻繁に現れた。
一方機関室を離れると、女に弱かったり、殺人事件の容疑者になったりと、巻き込まれ型の少し抜けたコミカルな役柄になることが多い。
通常は機関室で任務についているが、船長カーク・副長スポックに次ぐ上級仕官なので、2人ともいないとき(かなり頻繁に起こる)にはブリッジで指揮を執る。ただし、そのばあいは物語の主な舞台が惑星上であることが多いので、ブリッジにいる姿は画面にはあまり現れない。
強いスコットランドなまりで話す。これは演じたドゥーアン(実際の出身はアイルランド系カナダ人)の特技の一つである。スコッティという役名も、スコットランドなまりであることからついた。
酒好きで、エンタープライズに大量に持ち込んでいる。中でもスコッチが好き。ただし、酒に強くはない。
正装時にはスコットランドの民族衣装であるキルトで現れる。
TOS以後では、劇場版第1作(TMP)~第7作(ジェネレーションズ)に登場。エンタープライズ・オリジナル艦及びエンタープライズAの機関主任を勤める。口ひげを生やし、徐々に恰幅のいい体型になっていった。最終階級は大佐。『カーンの逆襲』では共に機関室で働いた甥のピーター・プレストン少尉を失う。『ジェネレーションズ』ではカーク、チェコフと共にエンタープライズBの処女航海にゲストで招かれ、エネルギーリボンとの遭遇で緊急にブリッジで艦の制御を手伝う羽目に。 退役後、連邦輸送艦USSジェノーランの乗客としてノルピン・コロニーに向かう途中で消息を絶つ。実はジェノーランはダイソンの天球の表面で航行不能となっており、転送バッファ内に緊急退避して救助を待っていたという設定で行方不明時の年齢のまま24世紀に登場した(『新スタートレック』(TNG) 第130話「エンタープライズの面影」)。エンタープライズDに救助された後、ピカードの計らいでシャトル一機を無期限で借り受け、新天地へと旅立った。なお、『ディープ・スペース・ナイン(DS9)』第104話「伝説の時空へ」にも再登場するが、これはシスコらが『宇宙大作戦』43話「新種クアドロトリティケール」の過去に行ったという設定(当時の映像の編集・合成)。
モンゴメリーは俳優のドゥーアンのミドルネームである。
スコッティという呼び名がスポックと聞き間違いやすいからか、日本語吹き替え版ではチャーリーと呼ばれた。そのあおりでTOS8話「セイサス星から来た少年」に登場のゲストの役名「チャーリー」も別の名に変更されている。日本ではフルネームがモンゴメリー・チャーリー・スコットだとされることもある。
日本語吹き替えの声優は、TOSシーズン1とDS9は小林修、TOSシーズン2~3は内海賢二、TNGは寺島幹夫。劇場版は小林修、神山卓三、島香裕、藤本譲。