メタルギアアシッド2
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メタルギアアシッド2 | |
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ジャンル | ASID |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル |
開発元 | コナミ・小島プロダクション |
発売元 | コナミ |
人数 | 1人~ |
メディア | UMD |
発売日 | 2005年12月8日 |
その他 | バージョン2.60以降対応 |
『メタルギアアシッド2』は、2005年12月8日に、『METAL GEAR AC!D』の続編として発売されたプレイステーション・ポータブル用ゲームソフト。
目次 |
[編集] 概要
前作のシステムを踏襲しながらも、より操作が簡単になっている。描写が前作とは違い、迫力のあるアニメ調となっている。カードは全500種類に増え、ボス戦の機会も多くなった。
また、「とびだシッド」という組み立て型のスコープが付属されていて、これにより、「飛び出す画像」をよりリアルに楽しめるようになった。ただし、とびだシッドを使用しなくても、コツをつかめば裸眼でも、飛び出す画像を楽しむことはできる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
上空を飛ぶ1機の飛行機。セレナ共和国のレジスタンスたちが、麻薬王エスコバルの追跡から逃れるため、アメリカへの入国を画策していた。しかし、着陸直後に彼らはFBIのダルトン捜査官に逮捕される。その中には「スネーク」と呼ばれる男の姿もあった。ダルトンはスネークの仲間たちの身柄、そして1500万ドルと引換えに北米の兵器製造会社・ステラテロジック社への潜入を迫る……。
[編集] 登場人物 (主要人物)
- スネーク(CV:大塚明夫)
- 本名不明、年齢不明、出身地不明。3年前の『プラウリオの惨劇』直後に、セレナ共和国内で倒れているところを現地のレジスタンスに助けられ、戦闘に参加、独裁軍事政権を打倒した。凄腕の傭兵だが、記憶喪失になっている。アメリカ入国直後にFBIに捕らえられ、ストラテロジック社への潜入捜査をすることとなった。ナノチップ・エキスパンションを戦闘に使用し、刃物からロケットランチャーまで幅広く兵器を使いこなす。今作では青を基調としたスニーキングスーツを着用している。
- ヴィナス(CV:小松里歌)
- ダルトン
- FBIの捜査官と本人は名乗っているが、どこか怪しい。スネークを犯罪者として確保し、ステラテロジック社への潜入を迫った。
- ワイズマン
- 国防省所属、准将。ダルトンの船を接収し、ステラテロジック社内で起きた騒乱を鎮圧するためにスネークを利用する。初対面のダルトン曰く「悪人」、目的が他にありそうである。いつも怪しい笑みを浮かべている。スネークの過去を知っている。
[編集] 登場人物 (ステラテロジック社)
- ビンス
- 滝山美知子
- ステラテロジック社研究員、女性。メタルギアシリーズ唯一の日本人キャラクター。コペルソーン博士の下で「被験体」への施術を行なっていた。因みに京都大学卒。
- ルーシー
- タキヤマに連れられている謎の少女。背中に傷がある。
- トマス・コペルソーン
- ステラテロジック社副社長兼主任研究員。兵器開発部門を担当し、特に基幹システムEGOの開発をした。スネークが社内に潜入している最中に社に対して反旗を翻す。自ら開発したメタルギア『カイオト・ハ・カドッシュ』を操り、被験体たちの身柄引き渡しを迫るが、その真意は不明。スネークと面識があるようだ。また、前々作であるメタルギアゴーストバベルに登場したDr.コペルソーンやコペルソーン・エンジンの開発者とは同一人物である。
- ルシンダ・コペルソーン
- コペルソーン博士夫人。ステラテロジック社に勤めていた。3年前の「プラウリオの惨劇」の際、スネークに殺害されたという。システムEGOに関する資料である「ルシンダ・ライブラリ」を遺した。
- ロジンスキー
- ステラテロジック社社長。ビンスたちを雇っているが、彼の部下は把握できていないようである。自分を守るためならば部下をも切り捨てる。
[編集] 登場人物 (被験体)
- ハラブセラップ(CV:田中一成)
- 「被験体」。両腕を飛ばして攻撃してくる。ゴリラに似ているが、人間だと思われる。ダメージを受けると、腕から刃物のようなものを出してくる。この状態での両腕飛ばしを喰らうと出血(ステータス異常)が付加される。
- ゴラブ(CV:今村直樹)
- 「被験体」。重油を飲んで炎を口から吹く。たまにオイル(ステータス異常)をかけてくることがあるので注意が必要である。
- カイギデュエル(CV:龍田直樹)
- 「被験体」。催眠術(ステータス異常)を扱う他、照明を消すこともある。スネークの過去についての情報を知っているようである。
[編集] アリーナモード
- リキッド・スネーク、リボルバー・オセロット、ヴァンプ、フォーチュン、ザ・ボス、ジ・エンドの歴代ボスキャラクターとテリコ・フリードマン、ヴィナスを含めた8人と対決するモード、実際には2名ずつ登場し歴代ボスキャラ6名は彼らの身体的、戦術的特徴をゲーム中に登場するカードで再現している。
[編集] コラボレーション
- ボクらの太陽…ジャンゴ、太陽銃などがカードとして登場している。
- ポリスノーツ…ジョナサン・イングラム、カレン・北条などがカードとして登場。
- スナッチャー…ギリアン・シード、メタル・ギアmk-IIなどがカードとして登場。
- 木下あゆ美、石井めぐる、佐野夏芽…ともにカードとして登場。また、とびだシッドシアターで三人の映像を鑑賞することができる。
- ランブルローズ…日ノ本零子がカードとして登場。また、とびだシッドシアターで映像を鑑賞することができる。
このほかメタルギアシリーズすべての作品から、カードが登場されている。