メガラヤ州
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メーガーラヤ州(Meghalaya、मेघालय)はインドを構成する州の一つ。州名はサンスクリット語の「雲のすみか」に由来する。州都はシロン。人口は約230万人(2001年)。
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[編集] 地勢・気候
ほぼ全域が、標高1000メートル以上のシロン高原に位置している。州の南が切り立った崖のようになっており、ベンガル湾方面からのモンスーンが直撃することが多いために世界有数の降水量を記録する。領内の多くが森に覆われており、豊かな自然の中で様々な野生動物が生息している。また、この地域で採掘される珪線石は、世界有数の品質とされる。州の南境はバングラデシュとの国境。
[編集] 住民
カーシ族、ジャインティア族、ガロ族らが主要民族である。それぞれがことなる丘陵地帯に居住している。前二つの民族はモン・クメール語派、後者はチベット・ビルマ語族に属している。彼らの言語(カーシ語、ジャインティア語、ガーロ語)は、英語と並んでこの州の公用語に定められている。イギリスの植民地支配下でキリスト教が布教されたため、州の半数以上の人々がキリスト教を信仰する。
[編集] 歴史
古代、中世の歴史については多くが明らかになっていない。19世紀前半よりイギリスの統治下におかれ、1877年に英領インド帝国の一部となった。第二次世界大戦後、1972年まではアッサム州の一部であったが、同年にメーガーラヤ州として分離した。
[編集] 外部リンク
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