メイン・テーマ
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『メイン・テーマ』は、1984年に角川書店が制作した日本の青春映画である。
カラー・101分。森田芳光監督。主演 薬師丸ひろ子、野村宏伸 。
片岡義男原作。
なお、原作とあるが、片岡義男の書いている「メイン・テーマ」シリーズの中に、この映画と同じストーリーのものはないので、オリジナルストーリーである。
興行的にはかんばしくなく、映画の内容も「平板」「おもしろくない」などという意見が多かったが、一部に熱狂的なファンも存在する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
幼稚園で先生をしていた小笠原しぶき(薬師丸ひろ子)はひょんなことで退職せざるを得なくなり、失業。房総の海岸で知り合った見習いマジシャン(野村宏伸)と4WDでの旅をすることになる。しぶきの目的地は大阪。かつて幼稚園で面倒を見ていた子供が、親の転勤で転校していったのだが、その子供の父親に心惹かれていたからだった。
その後、浜松、大阪、そして沖縄と舞台はうつり、二組のカップルの恋の行方は最後まで目が離せない。
[編集] トリビア
- 野村宏伸 はこの映画の「薬師丸ひろ子の相手役募集」オーディションに応募して23000人の中から合格した。
- 主題歌「メイン・テーマ」の歌詞違いバージョンで、作曲者の南佳孝が歌っている「スタンダード・ナンバー」という曲がある。
- 助監督は金子修介。
- ラストシーンのロケ地は沖縄の万座ビーチ。万座ビーチホテルがオープンした年に撮影された。