ミャンマーの国旗
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ミャンマーの国旗は、1974年1月3日、ビルマ連邦社会主義共和国のネ・ウィン将軍によって変更された。
新しい国旗のデザインは、赤地の軸側上部に青い長方形が入ったそれまでのミャンマー(当時はビルマ)の国旗と大きくは変わらなかった。
しかしながら青い区画の中の意匠は、「歯車の上に稲穂」というデザインに変わった。これらは社会主義の象徴であり、労働者と農民を表している。その周りを囲む14の星はミャンマーの7つの管区(タイン)と7つの州(ピーネー)を表す。白は純潔、青は平和と安定、赤は勇気と団結を象徴する。
中華民国の国旗と似たデザインである。
なお、現国旗を制定したビルマ連邦社会主義共和国は、1962年のクーデターでネ・ウィン将軍が樹立した軍事政権であった。その為、アウンサンスーチーやNCGUBなど軍事政権の正当性を否定する側は、1962年以前のビルマ連邦共和国時代の国旗を、ミャンマー民主化の象徴として使用している。