マンスール・オジェ
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マンスール・オジェ(Mansour Ojjeh、1952年6月24日 - )は、シリア生まれのサウジアラビア人(フランスと二重国籍を持つ)の大富豪で実業家。
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[編集] プロフィール
[編集] 生い立ち
サウジアラビア人の著名な大富豪で武器商人として知られるアクラム・オジェの息子としてシリアで生まれ、ヨーロッパとアメリカで教育を受ける。なお、元は「オジェ」ではなく「アジェ」という苗字であったが、フランス風に振舞うことを好んだアクラム・オジェが、フランス語風の発音に改称した。
[編集] モータースポーツ
1978年にサウジアラビア王室の誘いでF1モナコGPを観戦したことでモータースポーツへの情熱が芽生える。その後1979年より、父親がフランスに設立した技術集団であるTAG(Techniques d'Avant Garde)がF1のウィリアムズチームのスポンサーを行うという形でモータースポーツに参入し、後にマクラーレンチームへTAGエレクトロニクスがエンジン技術の提供を行い、ターボエンジンの開発を行う傍ら、スポンサーとして関わるようになる。
[編集] 現在
現在はロン・デニスとともにマクラーレンの共同オーナーとなっている(30%の株を主有する)傍ら、現在は投資グループとしての側面が強くなったTAGグループの総帥として活躍する。また、系列会社を使い武器売買ビジネスで多額の利益を上げているとも噂されている。