ポストハーベスト農薬
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ポストハーベスト農薬(—のうやく)は収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防かび剤などのこと。ポストとは「後」、ハーベストは「収穫」を意味する。日本では収穫後の作物にポストハーベスト農薬を使用することは禁止されている。しかしながら米国をはじめとする諸外国から輸入されている果物等は収穫後に倉庫や輸送中にカビ等の繁殖を防止するために農薬が散布されることがある。
[編集] 問題
- しばしば危惧されているのはこれらの農薬は収穫後に散布されている。それは貨物船の輸送中でもあり、消費者の手元に入る極めて近い段階で農薬が散布されていることになる。農薬の中には、発癌性や催奇形性など人体へ影響を与える疑いのある成分も含まれており、消費者は高濃度の残留農薬の付着した商品を手にしていると消費者団体等を中心にその危険性が指摘されている。
- 身近なポストハーベスト農薬が問題になっているものに、レモンなどの柑橘類、バナナ、ジャガイモなどが挙げられる。
[編集] 関連項目
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