ペラギウス主義
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ペラギウス主義とは、5世紀に広く支持者を持ったキリスト教の教説で、正統のキリスト教から異端とされた。
ローマの修道士ペラギウス(350?-425年?)が提唱したことからこの名が付く。実際に、この教説を広めたのは、弟子ケレスティウスである。
神は人間を善なるものとして創造したのであり、原罪というものはないとペラギウスは主張した。救いには神からの聖寵を必要とはせず、自分の自由意志によって功徳を積むことで救霊に至ることが可能であるとする。また幼児洗礼を否定していたとされる。
アウグスティヌスやヒエロニムスはペラギウス主義を批判し、416年のカルタゴ会議などで異端として排斥された。
人間の自由意志を強調する点で、ヒューマニズムの思想ともいえる。
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