プルガサリ
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プルガサリ | |
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各種表記 | |
チョソングル: | 불가사리 |
漢字: | 不可殺而 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
プルガサリ |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
ローマ字転写: | Pulgasari |
『プルガサリ』は、1985年に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)で制作された怪獣映画、および作品内に登場した架空の怪獣の名称。「プルガサリ」とは「不可殺」の意であり、想像上の殺すことが出来ない怪物を意味する。
昔の朝鮮が舞台であり、暴政のために獄死した鍛冶屋が獄中で飯を練って作った小さな像が命を得て、鉄を食う怪物「プルガサリ」となり、王とその軍を倒すも最後は邪魔者扱いされ滅びるという物語。民話に題材を採ったものであるという。
金正日自らがプロデュースした作品で、監督は申相玉(シン・サンオク)なのだが、日本で劇場公開された際は「チョン・ゴンジョ」なる人物に変更されている。後に申は北朝鮮から亡命し、アメリカにて本作を『ガルガメス』というタイトルでリメイクした。また、日本から中野昭慶やゴジラで知られるスーツアクターの薩摩剣八郎など東宝特撮チームが招かれ特殊技術を担当したことでも知られている。そのときのスタッフは「予算が使い放題だった」と話していた。
日本では政治的理由により一時公開が取り止めとなっていたが、1998年になってようやく公開された。また、2004年にDVDタイトルも発売された。東京MXテレビで放送されたことがある。
撮影に際しては朝鮮人民軍の大規模なエキストラが動員されている。なお本作撮影直後に申相玉が亡命したため、裏切り者の作品として北朝鮮本国では公開されていない。
[編集] そのほか
[編集] 関連項目
[編集] 関連書籍
- 眞壁廉『元気かい? プルガサリ』文芸社、2003年(ISBN 4-8355-6220-8)
- 薩摩剣八郎『ゴジラが見た北朝鮮』ネスコ、1988年(ISBN 4-89036-747-0)