ブレリオXI
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ブレリオXIはフランスの初期の航空機である。ルイ・ブレリオが1909年7月25日にドーバー海峡を横断するのに用いたことで知られる。
30kmあまりの長さのドーバー海峡横断飛行は初期の航空史のイベントの一つであり賞金のかかった飛行であった。アントワネット単葉機で挑戦したユーベル・ラタムと最初の横断飛行成功を競い合った。ラタムは1909年7月19日に挑戦して不時着水している。ブレリオは最初の挑戦でエンジンのオーバーヒートに悩まされながら38分間で海峡をわたりきった。
[編集] 要目
- 乗員:1
- 全長:8 m
- 翼幅:7.8m
- 全高:2.6 m
- 翼面積:14 m²
- 重量:300 kg
- エンジン:アンザス3気筒
- 出力:22-25HP
- 最大速度:58 km/h