ブレイクビーツ
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ブレイクビーツは、サンプラーや波形編集ソフトウェアを使用してドラム演奏のフレーズを分解しシーケンサーで組み立て直すという音楽制作の方法。およびその方法を伴った音楽のジャンル。
クール・ハークの「ブレイクビーツ」思想とともにヒップホップの制作方法として広まり、以降ドラムンベースなど様々なエレクトロミュージックに広く用いられる。
サンプリングされたドラムフレーズを、時間軸に沿って単音、もしくは任意の拍数(=音価)のサンプルに切り分け、それらをシーケンサーなどを用い元々のフレーズとは異なる順序で演奏し新たな楽曲を構成していく。
分解されるドラムフレーズの素材には、新規に録音されるもののほか、既存の楽曲から抜き出したものを使用することもある。
[編集] 有名ブレイクビーツリスト
- INCREDIBLE BONGO BAND 「APACHE(アパチ)」
- JAMES BROWN 「FUNKY DRUMMER(ファンキー・ドラマー)
- [[BOB JAMES 「TAKE ME TO THE MARDI GRAS (テイク・ミー・トウ・ザ・マーディーグラー)」
- DENNIS COFFEY 「SCORPIO(スコーピオ)」
- OTIS REDDING & CARLA 「TRAMP(トランプ)」
- THE MOHAWKS 「THE CHAMP(ザ・チャンプ)」
- THE BLACKBYRDS 「ROCK CREEK PARK(ロック・クリーク・パーク)」]]
- KOOL & THE GANG 「JUNGLE BOOGIE(ジャングル・ブーギー)」
- LYN COLLINS 「THINK ABOUT IT(シンク・アバウト・イット)」
- THE HONEY DRIPPERS 「IMPEACH THE PRESIDENT(インピーチ・ザ・プレシデント)」
- TAANA GARDNER 「HEARTBEAT(ハートビート)」
- THE EMOTIONS 「BLIND ALLEY(ブラインド・アリー)」
- GROVER WASHINGTON JR. 「HYDRA(ハイドラ)」
- THE JB'S 「PASS THE PEAS(パス・ザ・ピーズ)」
- AVERAGE WHITE BAND 「SCHOOLBOY CRUSH(スクールボーイ・クラッシュ)」
- BILLY SQUIER 「BIG BEAT(ビッグ・ビート)」
- GEORGE CLINTON 「ATOMIC DOG(アトミック・ドッグ)」]]
- JOE COCKER 「WOMAN TO WOMAN(ウーマン・トウ・ウーマン)」
- SKULL SNAPS 「IT'S A NEW DAY(イッツ・ア・ニュー・デイ)」
- MELVIN BLISS「SYNTHETIC SUBSTITUTION(シンセチック・サブスティチューション)」
- JIMMY CASTOR BUNCH 「IT'S JUST BEGUN(イッツ・ジャスト・ビーガン)」
- MAGIC DISCO MACHINE 「SCRATCHIN’(スクラッチン)」
- Kraftwerk 「Trans-Europe Express(トランズ・ユーロップ・エックスプレス)」
- Funkadelic 「Not Just Knee Deep(ノット・ジャスト・ニー・ディープ)」
- BABE RUTH 「THE MEXICAN(ザ・メキシカン)」
- The Winstons 「Amen Brother (アーメン・ブラザー)」