ブケファロス
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ブケファロス(Bucephalus、紀元前355年? - 紀元前326年)は、アレクサンドロス3世の愛馬。馬名は「雄牛の頭」の意、別名人食い馬とも。大きな黒い馬で、額には星があった。
最初ブケファロスは、アレクサンドロスの父フィリッポス王への貢物であった。しかし、かなりの暴れ馬で、誰も乗ることができなかった。そこをアレクサンドロス3世が、馬が自分の影に怯えていることに気がつき太陽の方向に向け落ち着かせたという逸話が残っている。
紀元前326年のヒュダスペス川の戦いでブケファロスが戦死すると、アレクサンドロス3世は愛馬を丁寧に埋葬し、この地にブケファロスという都市を築いた。
[編集] 参考
この馬から名前をもらったブケファロスという競走馬がおり、エクリプスと対戦した記録が残っている。
ミュンヒ・ハウゼン男爵の愛馬もブケファロス。