フーツラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フートゥラ(Futura)は、1923年にドイツのパウル・レナー(バウハウスにおいて非常勤講師として勤めた)によって発表されたローマ字のサンセリフ体書体。
いわゆるジオメトリック・サンセリフの一種で、幾何学的な造形が特徴的である。その意味ではドイツを象徴する書体とも言える。世界中でよく用いられているが、特にフォルクスワーゲンやルイ・ヴィトンのロゴで用いられているのは有名である。 Windowsには、このFuturaに似た書体である「Century Gothic」が付属している。
なお、デザインそのものが「ドイツ(ひいてはナチス)を連想させるため、使う文化圏には注意を払った方がよい」という見方は正しいとは言えない。レナーは反ナチスであったし、この書体はイスラエル等でもよく使われている。