フレッド・カップス
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フレッド・カップス(Fred Kaps, 1926年6月8日 - 1980年7月22日)は、オランダ生まれの奇術師。「最高の奇術師」と呼ぶ者もいる。
至近距離で演じるクロースアップ・マジックから、サロンなどの会場で演じるもの、さらにはステージマジックでも天才的な演技を見せた。FISMという、マジック界最大級のコンテストで1950年から1961年まで3大会連続でグランプリを受賞している。
カップスの演じる奇術は、全て無駄な部分が取り去られている。そして、奇術師本人も現象に驚くというスタイルは、観客に好印象を与えていた。また、奇術そのものは超一級であり、特に方法論については「古典を磨く」という印象が強い。その他にも、「効果が最も大切で、手段はその次」など、名言は数多い。
技術的な素晴らしさ以上に、立ち振る舞いといった人間性が突出しており、「20世紀を代表する奇術師のひとり」である。
日本へは、1976年に来ている。