ファイナル・デスティネーション
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ファイナル・デスティネーション(Final Destination )は、2000年にアメリカで公開されたホラー・サスペンス映画。凄惨な大事故を予知し、回避した主人公たちが逃れられない死の運命に次々とさらされる恐怖を描く。これまでに続編が2作製作され、3作とも全米でヒットを記録しており、小説化までされている。なお、2作目は高速道路、3作目は遊園地のローラーコースターが舞台となっている。
また今作は、「X-ファイル」や「ミレニアム」の脚本家として知られるジェームズ・ウォンの監督デビュー作品でもある。
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[編集] 概要
- タイトルは直訳すると「最終目的地」又は「終点」、つまり「死」を意味する。
- 製作時仮題「FLIGHT 180」、中題「絶命終結站」。
- アメリカ劇場公開2000年3月17日。日本劇場公開2001年1月20日。
- 2001年度サターン・アワード最優秀ホラー映画作品賞受賞。主演のデヴォン・サワが若手俳優賞受賞。
[編集] スタッフ
- 監督 - ジェームズ・ウォン
- 製作総指揮 - リチャード・ブレナー、ブライアン・ウィッテン
- 脚本 - グレン・モーガン、ジェームズ・ウォン、ジェフリー・レディック
- 音楽 - シャーリー・ウォーカー
- 撮影 - ロバート・マクラクラン
- プロダクションデザイン - ジョン・ウィレット
- 衣装デザイン - ジョリ・ウッドマン
- 特殊メイク - ライアン・ニコルソン
- 特殊効果 - アリエル・ヴェラスコ=ショー、レイ・マッキンタイアJr.
[編集] キャスト
- アレックス・ブラウニング:デヴォン・サワ
- クレア・リバース:アリ・ラーター
- カーター・ホートン:カー・スミス
- ウィリアム・ブルワース:トニー・トッド
- ヴァレリー・ロートン:クリステン・クローク
- ビリー・ヒッチコック:ショーン・ウィリアム・スコット
- テリー・チャニー:アマンダ・デトマー
- トッド・ワグナー:チャド・ドネッラ
- ヴァイン捜査官:ダニエル・ローバック
- シュレック捜査官:ロジャー・グエンバウア・スミス
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
フランスへ修学旅行に向かう高校生のアレックス・ブラウニングは、飛行機が大爆発するリアルな夢を見て騒ぎを起こし、離陸前に飛行機を降ろされてしまう。
巻き添えをくった友人や教師らを残して離陸した飛行機はアレックスの夢のとおり空中で爆発、運良く生き残ったかに思われた彼らにも再び死の恐怖が。
友人達が次々と死に見舞われる中、その法則性に気づいたアレックスたちは運命に逆らおうとするが・・・。
[編集] 登場人物(飛行機事故から逃れた7人)
- アレックス・ブラウニング - 主人公。本編では生存するが続編のデッドコースターではレンガが頭に当たり死亡(実際には登場せず、死亡写真のみ)。
- クレア・リバース - アレックスが飛行機を下ろされた時、不吉な予感を感じて自ら飛行機を降りる。アレックスと共に最後まで生き残る。続編では爆発に巻き込まれ焼死。
- カーター・ホートン - アレックスとはあまり仲が良くない。最後まで生き残るが・・・。
- トッド・ワグナー - アレックスの親友。バスルームでカーテンの紐が首に絡まり死亡。
- ビリー・ヒッチコック - 破壊した車のボディの破片が吹き飛び、それで首を切断され死亡。
- テリー・チャニー - バスに跳ね飛ばされて死亡。
- ヴァレリー・ロートン - パソコンの爆発により首にガラスが刺さった後さらに胸に包丁が刺さり死亡。
[編集] もうひとつのエンディング
アレックスはクレアを救うため高圧電線を握り締めて火だるまに。時は移りクレアが飛行機の離陸時刻だった9時25分に男児を出産、アレックスと命名。
試写会で不評だったため、再編集された。DVDに特典映像として収録。
[編集] 続編
ファイナル・ディスティネーションは2003年に続編デッドコースターが、2006年に第三作ファイナル・デッドコースターがアメリカで劇場公開された。
[編集] デッドコースター
デッドコースター(原題:Final Destination 2)は2003年にアメリカで公開されたホラー・サスペンス映画。ファイナル・デスティネーション(Final Destination)の続編。今作での発端は高速道路。
[編集] 概要
前作から一年後。 予知夢によって、大事故による死を免れた9人の人々に、死神の手が忍び寄る。
[編集] スタッフ
- 監督 - デヴィッド・リチャード・エリス
- 製作 - クレイグ・ペリー、ウォーレン・ザイド
- 製作総指揮 - リチャード・ブレナー、トビー・エメリッヒ、マット・ムーア、ジェフリー・レディック
- 原案 - J・マッキー・グルーバー、エリック・ブレス、ジェフリー・レディック、
- 脚本 - J・マッキー・グルーバー、エリック・ブレス
- 撮影 - ゲイリー・カポ
- 編集 - エリック・A・シアーズ
- 音楽 - シャーリー・ウォーカー
[編集] キャスト
- キンバリー・コールマン(A・J・クック)
- クレア・リバース(アリ・ラーター)
- シーナ(サラ・カーター)
- トーマス・バーク保安官(マイケル・ランディス)
- ウィリアム・ブルッドワース(トニー・トッド)
- ユージーン・ディックス(T・C・カーソン)
- ローリー・ペータース(ジョナサン・チェリー)
- キャット・ジェニングス(キーガン・コナー・トレイシー)
- ノーラ・カーペンター(リンダ・ボイド)
- ティム・カーペンター(ジェイムズ・カーク)
- エバン・ルイス(デビッド・パートコー)
- イザベラ・ハドソン(ジャスティーナ・マチャド)
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
TWA 180便の事故から一年後。 友人達と海に遊びに行くため、車を運転していたキンバリーは、これから乗る高速道路で大規模な玉突き事故が発生し、自分達を含めた大勢の人間が死亡する白昼夢を見る。 夢から醒めたキンバリーは、現実が白昼夢通りに進行している事に気づき、自分の車で道路を塞ぎ、後続車を含め事故に巻き込まれるのを防ごうとする。
そして白昼夢通りに大事故は起こり、同乗していた友人達を始め多くの死亡者が出たが、夢の中で死ぬ運命だったキンバリー自身を含めた9人が事故に巻き込まれる事なく生き残った。 警察署で事情を聞かれる中、キンバリーは一年前に起きたTWA 180便の爆発事故の時と同じだと怯えるが、誰も相手にしない。しかし、死神の手は生き残った者達に忍び寄る……。
今作では、前作から引き継がれた迫る死の恐怖をよりリアルに描くだけでなく、前作の“死を免れた人間”によって、他にも“死を免れた人間”が存在したという新たな視点が加わっている。 この視点は見方を変えれば、永遠に死の連鎖が続いていくとも考えられるため、このシリーズがどこまで続いていくのか期待もされている。
[編集] 登場人物
- キンバリー・コールマン
- 主人公。前作の主人公・アレックス同様、何の前触れもなく死の白昼夢を体験し、ハイウェイの大事故を予知する。前作で死亡したトッドのニュースを見るために足を止めた事で、車を盗もうとした暴漢に撃ち殺されずに済んだが続編ファイナル・デッド・コースターでは粉砕機に服が巻き込まれ粉々になった。
- クレア・リバース
- 前作唯一の生存者。死神に怯え、最後まで生き残っていたアレックスが死んでからは精神医療センターに自主入院していた。キンバリーに「臆病者」と言われた事で、生存者達と共に死に立ち向かう覚悟をする。ユージンの病室で発生した爆発に巻き込まれて焼死。
- シーナ
- トーマス・バーク保安官
- 今作でキンバリー以外に最後まで生き残る唯一の人間だがキンバリーを助けようとして自分も木っ端微塵になった。
- ウィリアム・ブラッドワース
- 前作から引き続き登場する謎の男。死の筋書きに最も精通している人間という役柄は変わらないが、それについての説明は今作でもなされない。キンバリーに「新しい命だけが死の筋書きを書き換える事ができる」と教える。
- ユージン・ディックス
- 六番目の犠牲者。密室と化した病室で発生した爆発で死亡。前作で死亡したヴァレリーの後任教師になるために転任した事で、錯乱した生徒に刺し殺されずに済んだ。
- ローリー・ペータース
- 五番目の犠牲者。死亡したキャットの手から落ちた煙草が風で運ばれ、引火した車の爆発で起きた爆風に飛ばされた垣根の鉄線で胴体部分を切断され死亡。
- キャット・ジェニングス
- 四番目の犠牲者。乗っていた車の助手席のエアバッグが作動した事で、座席のヘッドレストを貫通していたパイプに頭部が突き刺さり死亡。前作で死亡したテリーを轢いたバスに乗っていた事で、チェックインが遅れ、泊まるはずだったホテルで発生したガス漏れ事故で窒息死せずに済んだ。
- ノラ・カーペンター
- 三番目の犠牲者。エレベーターに同乗した男性が運んでいたマネキンの腕の掛け金が髪に絡まり、エレベーターのドアに首を挟まれ、そのまま上昇したエレベーターによって首を切断され死亡。
- ティム・カーペンター
- 二番目の犠牲者。追い散らした鳩がクレーン作業者の視界を奪い、落下したクレーンが吊り下げていた大ガラス板の下敷きになり死亡。
- エバン・ルイス
- 最初の犠牲者。自宅で起きた火災から逃げる際に、道路に落下し、その後に落ちてきた非常梯子が右眼に突き刺さり死亡。
- イザベラ・ハドソン
- 妊婦。ハイウェイの玉突き事故に巻き込まれるが、最初から死ぬはずではなかった人物。二重の意味でのミスリードキャラクター。
[編集] ファイナル・デッドコースター
ファイナル・デッドコースター(原題:Final Destination 3)は2006年にアメリカで公開されたホラー・サスペンス映画。ファイナル・デスティネーション(Final Destination)シリーズの第3作目。
[編集] キャスト
- ウェンディー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)
- ケヴィン(ライアン・メリマン)
- イアン(クリス・レムシュ)
- エリン(アレックス・ジョンソン)
- フランキー(サム・イーストン)
- ジュリー(アマンダ・クルー)
- ルイス(テキサス・バトル)
- アシュレー・フロインド(シャーラン・シモンズ)
- クリスタル・ロウ(アシュリン・ハルペリン)
[編集] 外部リンク
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