ピーター・シュマイケル
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ピーター・ボールスロウ・シュマイケル MBE (Peter Boleslaw Schmeichel MBE, ペーデル・ボレスラフ・シュマイヒェル、1963年11月18日 - )は、デンマーク出身のサッカー選手。ポジションはゴールキーパー。193cm。96kg。レフ・ヤシン、ゴードン・バンクス、ディノ・ゾフ、リカルド・サモラらと共に20世紀最高のGKの1人に挙げられる。愛称は“白い巨人”。190cmを越す巨漢で、足元でのプレーやゴールエリア外に飛び出すプレーは苦手だが、ゴールライン上での圧倒的な存在感を放ち、ハイボールや至近距離からのシュートに抜群の反応を見せる。
元々ハンドボールのキーパーだったが(そのためか、センターラインを超えるほどのスローイングを放つことができた。また、度々ハンドボールのようなセービングも見せている)、スカウトされてサッカーに転向する。マンチェスター・ユナイテッドでは1991年から8年間プレーし、リーグ5回、FAカップ3回、チャンピオンズリーグとリーグカップを1回ずつ獲得した。特に所属最終年の1999年にはキャプテンとしてトリプル制覇を果たした。マンチェスター・ユナイテッドのGKとして圧倒的な存在感を放っていたため、彼が退団した後のマンチェスター・ユナイテッドのGK達は彼の亡霊に苦しむことになる。
デンマーク代表の最多キャップ保持者(129試合)。EURO1992では好セーブで優勝に貢献し、MVPに選出された。
また、彼の息子、カスパーも、U-19デンマーク代表にも選出されるなどしている。
[編集] 所属クラブ
- グラッドサクス・ヘロ(デンマーク) 1975-1983
- フビドブレIF(デンマーク) 1984-1986
- ブロンビー(デンマーク) 1986-1991
- マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 1991-1999
- スポルティング・リスボン(ポルトガル) 1999-2001
- アストン・ヴィラ(イングランド) 2001-2002
- マンチェスター・シティ(イングランド) 2002-2003