ピカチュウのなつやすみ
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ピカチュウのなつやすみ(ぴかちゅうのなつやすみ)は、1998年に「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」と共に上映されたポケットモンスターの短編映画である。
主人公のサトシをはじめ、人間が登場せず(実際は、顔以外の出演をしている)、ポケモンのみが多数登場する。また、ニャース以外人語を話さず、その他のポケモンは鳴き声やジェスチャー等で意思伝達をする描写を多用した。その為、子供と共に映画館に足を運んだ親(大人)からは、「何を言ってるか分からない」と言った声が挙がった。しかし、これは製作者側の「ポケモン達が何を伝えたいかは、見た子供達が考え、捉えて欲しい」という考えからなされた為であり、見たままの現実を捉えるのではなく、自らの想像力を働かせ、ポケモン達の気持ちを感じて欲しいと言うメッセージが込められている。
このコンセプトは、2003年の「劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ」と同時上映された「おどるポケモンひみつ基地」まで続く事となる。また、同年の冬には、「ピカチュウのふゆやすみ」という同様のコンセプトの元に製作されたアニメビデオが、コロコロコミックを中心とした誌上販売を行われた。
なお、当時のコロコロコミック誌上では、劇中に登場する「ブルー」と「マリル」を取り違えていた。当時としては、発売前であったポケットモンスター 金・銀に登場する、数少ない新ポケモン情報であった為、一部で混乱を招いた。
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[編集] あらすじ
夏休みを楽しむため、ポケモン広場にやってきたサトシ達一行。ピカチュウは、皆のポケモンの面倒を見る様、サトシから言われる。 しかし、おしゃべりをし、騒いでいたカラカラ達のせいで、トゲピーが泣き出してしまう。ゼニガメやフシギダネと言い争いになったのを止めようとするピカチュウであったが、逆に巻き込まれ、ドタバタ劇に発展していく。
[編集] 主な登場キャラクター
- ピカチュウ:大谷育江
- トゲピー:こおろぎさとみ
- フシギダネ:林原めぐみ
- ゼニガメ:愛河里花子
- リザードン:三木眞一郎
- ニャース:犬山犬子
- アーボック:坂口候一
- マタドガス:石塚運昇
- カラカラ:芝原チヤコ
- ブルー:龍田直樹
- ライチュウ:高乃麗
- マリル:かないみか
- サトシ:松本梨香
- カスミ:飯塚雅弓
- タケシ:上田祐司
- ナレーター:佐藤藍子
[編集] スタッフ
- 原案:田尻智
- スーパーバイザー:石原恒和
- アニメーション監修:小田部羊一
- エグゼクティブプロデューサー:久保雅一、川口孝司
- プロデューサー:吉川兆二、五十嵐智之、盛武源
- アニメーションプロデューサー:奥野敏聡、神田修吉
- 脚本:園田秀樹
- 絵コンテ・演出:浅田裕二
- キャラクターデザイン・総作画監督:一石小百合
- 色彩設計:吉野記通
- 美術監督:工藤ただし
- 撮影監督:白井久男
- 音楽:たなかひろかず
- 音楽プロデューサー:吉田隆
- 音響監督:三間雅文
- エンディング作画:ふくやまけいこ
- 制作:小学館プロダクション
- アニメーション制作:OLM
- 監督:湯山邦彦
- 製作:ピカチュウプロジェクト98
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 「なつやすみファンクラブ」
作詞:戸田昭吾 作曲:たなかひろかず 編曲:レコード ピカチュウレコード 歌:ポケモンキッズ(+ピカチュウ)
[編集] エンディングテーマ
- 「ピカピカまっさいチュウ」
作詞:戸田昭吾 作曲:たなかひろかず 編曲:レコード ピカチュウレコード 歌:ポケモンキッズ&オーキド博士(+ピカチュウ)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
ポケモンの映画 無印 |