パンゲア大陸
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パンゲア大陸(パンゲアたいりく、Pangæa, Pangea)は、アルフレート・ヴェーゲナーが提唱した大陸移動説において、現在の諸大陸が分裂する前にひとつであったときの超大陸のことである。
ギリシャ語で「すべての陸地」という意味で、ヴェーゲナー本人が命名した。
古生代ペルム紀の終わり、2億5000万年前ごろに、諸大陸の衝突によって誕生し、中生代三畳紀の2億年前ごろから、再び分裂を始めた。
超大陸の完成時、地球内部からスーパープルームが上昇して世界各地の火山活動が活発になり、ペルム紀と三畳紀の境界(P-T境界)に当時生きていた古生代の海洋生物種のうち、実に95%以上が絶滅した。