パッケージソフトウェア
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パッケージソフトウェアとは、狭義には特定の業務あるいは業種で汎用的に利用することのできる既製の市販ソフトウェアを指す和製英語である。略して「パッケージソフト」や、単に「パッケージ」とも呼ばれる。
しかし現在では、パソコン用ワープロソフトやユーティリティソフトのような、個人向けの一般市販ソフトが一般的になったため、これらを含めることが多い。また、オンラインソフトウェアに対して、店頭で販売されているソフトウェアを表す場合にも用いられる。
業務用途としては、財務会計や給与計算といった、規模を問わず、ほとんどすべての企業で行われている業務を対象にしたものが多い。業種用途としては、製造業、卸売業、小売業といった一般的な業種における総合管理システムから、銀行の勘定系システムといった大規模なものまで「パッケージソフト」として存在する。
従来は、動作ハードウェアとしてオフィス・コンピュータ(オフコン)に向けたものが中心で、ハードウェアとセットで納入されていたことが多かった。現在ではパソコンに向けたものが多い。
[編集] 関連
- アプリケーションサービスプロバイダ(ASP)