バリそば
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バリそば(ばりそば、店によっては、「ばりそば」で表記されている)は、山口県、特に山口市とその近郊で食べられている麺料理。
太めの揚げた中華麺の上に、大ぶりのキャベツ、筍、椎茸、キクラゲなどの野菜がたっぷり入った、ゆるめにとろみを付けた鶏がらベースのスープがかかっている。スープで麺を柔らかくして、酢または酢醤油をかけて食べるのが一般的である。
名前は、揚げた麺が「バリバリ」しているや、食べたときに「バリバリ」音がするところから来ているという。
スープの具も多いが麺の量もとにかく多く、店によって異なるが、1人前で2人前くらいの量で出てくる。大皿に盛られた3人前や5人前というメニューも存在し、大人数で取り分けて食べる。山口市にある春来軒(しゅんらいけん)が元祖であるといわれ、同店の他にも湯田温泉近くにも名店と呼ばれる店がある。
揚げ麺を使った料理ということでかた焼きそば、あるいは長崎の名物である皿うどんに類似しているが、上にかかるものが「あん」というよりは「スープ」に近く、そのとろみも緩い(従ってかなり汁気が多い)点が異なる。また、皿うどんには一般に細麺が使われている点でも異なる。
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