バダフシャーン州
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バダフシャーン州(Badakhshān Velāyat、パシュトゥン語でد بدخشان ولايت、ダリー語でاستان بدخشان)は、アフガニスタン北東部の州で、ワクハン回廊(Wakhan Corridor)が特徴的である。「世界の屋根」と呼ばれるパミール高原を東西に貫き、僅かながら中国と国境を接している。この回廊は、旧ソビエト連邦のアフガニスタン侵攻時より占領状態が続いていた。住民はパシュトゥン人、ウズベク人、タジク人が多い。主言語はパシュトゥン語、ダリー語、タジク語。面積44,059km²(北海道の約5分の3)、人口1,048,600人(2004年)。州都はピャンズ川(Pyandzh)沿いにあるファイザバード(Faizabad、ダリー語表記でفيضآباد)である。