ハミング
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- ハミング
- 鼻歌
- 花王から発売されている衣類用柔軟剤。本項で解説。
- 2.のうち濃縮タイプの柔軟剤。ハミング1/3を参照。
- ハミング符号 - コンピュータデータの誤り検出方法またはそれに用いる符号。
- リチャード・ハミング - ハミング符号の考案者。
ハミングとは、花王が発売している衣類用柔軟仕上げ剤。現在、濃縮タイプが主力であるが、従来タイプも発売されている。
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[編集] 成分
陽イオン系界面活性剤。
- 洗浄効果はないが、帯電防止効果、柔軟仕上げ効果、抗菌作用がある。
- ジアルキルジメチルアンモニウム塩など。カチオン系。
[編集] ラインナップ
- 従来タイプ
- ハミング(特大ボトル)
- 濃縮タイプ
- ハミング
- フローラルハミング - フロリアの面影がある。
- 抗菌ハミング - タッチの面影がある。
- ハミングフレア
[編集] メモ
- 製品の品質改良は何度も行われているが、2005年秋からはボトルを改良して再発売された。
- フローラルハミングの従来タイプが沖縄県限定で発売されている。
- かつては紙パック入りの製品も存在した。
[編集] ライオンとの競合
花王は、日本で初めて柔軟剤「花王ソフター」を1962年に発売した。
1966年6月に同業者のライオンがライオンソフターを発売しており、同年7月には区別や対抗上、商品名をハミングと改名したが、当時は「花王ソフター」の字も小さく書かれていた。なお後に花王ソフターの字は削除された。またパッケージのボトルも改良された。
ハミングがライオンソフターと競合していた時代、午後3時台のワイドショーで花王はTBS、ライオンはフジテレビのスポンサーとなっていたので、CMやPRコーナー(生コマーシャル)の実演でそれぞれ登場していたり、昼1時の「花王 愛の劇場」(TBS)、「ライオン奥様劇場」(フジ)でもCMに登場したりしていたので、かなり激しい競争が繰り広げられていた感もあった。
その後、ライオンはライオンソフターの販売はやめ、商品名をソフランSに変更し、色をピンクにしたことから新しい印象を与えることに成功した。
花王も対抗上ピンクの柔軟剤「フロリア」を発売した。
1982年夏にライオンはレディーナを発売し、どちらにもブルーとピンクの柔軟剤がラインされたことで競争は激しさを増してきた。
1986年にライオンがソフラン1/3を出すと花王もハミング1/3を出して対抗した。
1988年にライオンがソフト&ドライを発売すると花王もタッチを出して対抗した。
ハミングとソフランの競争は、2000年代に入って再び激しくなっている。
花王が柔軟剤の製品絞り込みを実施し、ブランドをハミングに統一し、新たに「フローラルハミング」「抗菌ハミング」を追加した。
ライオンはフローラルハミングへの競合製品として「デイフレッシュソフラン」を2003年に発売、2005年には「香りとデオドラントのソフラン」に改名し、2種類の香り分けをして再発売した。またこの頃ライオンも柔軟剤の製品絞り込みを実施し、ブランドをソフランに統一している。
2004年に花王は透明柔軟剤ハミングフレアを発売したが、ライオンも2005年に部屋干しソフランを出して対抗している。
最終的には、花王の方に軍配が上がっており、国内メーカーの柔軟剤のシェアは2005年現在ハミングがトップになっている。