ナガサキヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ナガサキヤは京都市にかつてあった大証2部、京証(現在は大証に合併)に上場していた菓子・カステラの製造・販売メーカーである。
1924年に「カステーラの長崎屋」(但しスーパーマーケットを運営する長崎屋とは無関係)として創業。1942年に法人化し「ナガサキヤ糧食工業」に。その後1945年から「ナガサキヤ」と社名変更する。
主としてデパート(個人向け)や喫茶店(業務用)などに向けたカステラ、バームクーヘン、チョコレートキャンディーなどの製造・販売を行うとともに、アニメキャラクターなどとのタイアップ商品を発売した。また京都駅11階のレストラン街にも喫茶店を出展していた。
しかし、1990年代のバブル経済の崩壊による急激な経営悪化が響き、自主再建を断念し2000年7月に会社更生法を申請し倒産。その後12月に会社更生手続きを取り下げて自己破産した。なお、食玩事業はタカラトミーの関連会社「すばる堂」に移管し、現在に至っている。
カテゴリ: 日本の製菓業者 | かつて存在した日本の企業 | 企業関連のスタブ