ドラゴン卿
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ドラゴン卿 (Dragon Highlord) はテーブルトークRPG『アドヴァンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ』の小説ドラゴンランスシリーズに登場する敵役。暗黒の女王タキシスの軍隊であるドラゴン軍の軍司令官の称号。
[編集] 概要
暗黒の女王タキシスよりドラゴンを乗騎として賜り、ドラコニアンをはじめとする軍団を指揮する権限を与えられたドラゴン軍の上級司令官がドラゴン卿である。ドラゴン卿となれるのは人間か闇エルフ、ホブゴブリンに限定されており、ドラコニアンにはその資格はないらしい。 人数は不明であるが、「ドラゴンランス戦記」第6巻での描写から相当数が存在するものと思われる。 レッド・ドラゴンの乗り手と目され、戦争を愛すると言われる人間の黒魔術師アリアカスを筆頭に、ブルー・ドラゴンのスカイアを盟友とするキティアラ、第三席であるタカールのルシエン、パックス・タルカス城砦を居城としたヴェルミナァルド、闇エルフの黒魔術師フェアル・サスらが主なドラゴン卿である。 ちなみに最下位はホブゴブリンのトード卿であり、与えられているドラゴンは純正のドラゴンではなくドラゴンもどきとも言うべき両棲ドラゴンである。
[編集] 強大なる力
その権力と武力は強大で、比較的下位のドラゴン卿と推察される暗黒の女王の司祭ヴェルミナァルドですら多数のドラコニアン勢を従え、アンサロン大陸の一地方を支配下に置くほどである。アリアカスのような上級のドラゴン卿となると、下位のドラゴン卿や副将クラスの生殺与奪すら一手に握るほどであるようだ。