ドラえもんの道具 (とさ-とん)
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ドラえもんの道具 (とさ-とん)では、藤子・F・不二雄の漫画及びアニメ『ドラえもん』に登場するキャラクターであるドラえもんが、腹部の4次元ポケットから出す道具(ひみつ道具)のうち、読みが「とさ」で始まるものから「とん」で始まるものまでを列挙する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] としの泉ロープ
としの泉ロープ(- いずみ -)は、『としの泉ロープ』(カラー作品集1巻収録)に登場する。
このロープを輪にし、ロープの繋ぎ目に備えられているボタンを押すと、輪の中に泉が沸く。この泉の水をコップ1杯飲むと、飲んだ物の年齢が変化する。ボタンには赤と青があり、赤だと1歳歳をとり、青だと1歳若返る。
[編集] ドジバン
ドジバンは、『することレンズ』(てんとう虫コミックス30巻収録)に登場する。
絆創膏のような道具で、これを貼られた人間は、何をやっても失敗してしまう。
[編集] トッカエ・バー
トッカエ・バーは、『ぼく、マリちゃんだよ』(てんとう虫コミックス8巻収録)に登場する。
この棒の両端を2人の人間が持つと、心はそのままで体が入れ替る。似た道具に入れかえロープがある。
[編集] ドッキリビデオ
ドッキリビデオは、『ドッキリビデオ』(てんとう虫コミックス37巻収録)に登場する。
TV番組「どっきりカメラ」をモチーフとしたビデオカメラ型の道具。カメラを向けると、誰もがドッキリするような怪事件がおきる。劇中ではママが鏡台に向かうと鏡に幽霊がうつっていたり、ジャイアンの歌に保健所の消毒部隊が駆けつけたり、スネ夫の庭の池からネッシーが出現したりした。
TVの「どっきりカメラ」でネタばらしをするときのような「ドッキリビデオ」と書かれたプラカードも用意されており、怪事件に驚いた人たちにこれを見せると、皆一斉に「ドッキリ大成功ばんざい!!」と合唱し、どんな事件もすべてなかったことになってしまう。但しこのプラカードがなければ騒ぎをおさめることができず、延々と大騒ぎが繰り広げられてしまう。
[編集] トトスキー
トトスキーは、『深夜の町は海の底』(てんとう虫コミックス41巻に収録)に登場。
魚が喜んで食べに集まってくる。球状の餌で、一つの大きさはドラえもんの手より少し小さい。
[編集] トナカイロケット
トナカイロケットは、『サンタメール』(てんとう虫コミックス21巻収録)に登場する。
その名の通り、トナカイを模したロケット。下部にはソリのようなランディングギアを備えている。座席には2人程度が乗れる。ロケットとは言っても、飛行時には噴射炎らしきものが見られず動力は不明だが、一晩とかからずに北極から日本まで飛行できるほどの速度がある。
[編集] とばし穴
とばし穴( -あな)は、『とばしあな』(藤子不二雄ランド17巻収録)に登場する。
輪になったロープのような形をしており、地面などに置いて使用する。落とし穴とは逆に、輪に足を踏み入れた者を飛ばしてしまう。
てんとう虫コミックスでは、11巻収録『ドラえもん大事典』でのみ紹介されている。
[編集] トビレットペーパー
トビレットペーパーは、『トビレットペーパー』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』3巻、ぴっかぴかコミックス7巻収録)に登場する。
外観はトイレットペーパーのような紙だが、ちぎると宙に浮かぶ性質を持つ。2mほどの長さを身につければ、その分体重が軽くなって歩くのにまったく疲労を感じなくなるし、3mほどの長さなら空を飛ぶこともできる。
[編集] 友だちの輪
友だちの輪(とも - わ)は、『友だちの輪』(てんとう虫コミックス38巻収録)に登場する。
2m四方ほどの紙に輪が描かれており、これを床や地面に敷いて人や動物が円の中に入ると、入った者同士の間に強い友情が芽生え、親友となる。輪から出ても効果は持続する。
[編集] トモダチロボット
トモダチロボットは、『ロボ子が愛してる』(てんとう虫コミックス2巻収録)に登場。
その名の通り、人間の友達として作られたレンタル制の友達用ロボットで、特定の人間のみを好きになるようセットすることができる。ドラえもんがポケットから出す道具ではなく、未来の世界でレンタルして連れて来た。
前述の『ロボ子が愛してる』において登場したのは、美少女型ロボット「ロボ子」。プロレスラー顔負けの100万馬力の腕力を持つ。のび太のことを褒め称えたり、身の回りの世話をしたり、守ったりしてくれたが、嫉妬深い性格で一度愛したのび太が他の者(特に女子)と喋ったり、仲良くしたり、挙句には犬の頭を撫でただけでもかなり嫉妬心を抱く。その上、過度な勘違いで母・玉子が少しのび太を叱っただけで「のび太さんをいじめた」と追いかけ回すなど、まったく手のつけられない状態となった。ドラえもんが「良いロボットは借り賃が高い」と言っていた事から彼女の借り賃はそれほど高額ではないと思われる。
なお、彼女のキャラデザインは、少女漫画家の志村みどり(当時アシスタント)が担当しており、藤子・F・不二雄の手によるものではない。
また、映画『2112年ドラえもん誕生』(1995年)では、彼女らしきキャラが登場したが、セリフが一切なく、言明も確証もなかったため、彼女かどうかは不明。 声優は横沢啓子(1979. 6)→松岡由貴(2005. 12)
[編集] ドライ・ライト
ドライ・ライトは、『地底のドライ・ライト』(てんとう虫コミックス33巻収録)という話に出てくる。
太陽光線のエネルギーをドライアイス状に固形化した物で石油などの代替資源として22世紀で実用化されている資源。土中などで保管する。小さいドライライトでもかなりの熱量を持っており、寒さにあうと融ける。保管されている場所から漏れ出すと町中の温度が大きく上昇してしまう。
[編集] ドラえもんとなかなおり機
※ ハツメイカーを参照。
[編集] ドラ・で・カイト
ドラ・で・カイトは、映画『のび太とふしぎ風使い』に登場する。
ドラえもんを模した巨大な凧。四次元ポケットにあたる箇所に人が乗り込んで空を飛ぶことができる。
映画公開を記念し、映画劇中のみならず実際に巨大凧として製作され、東京都武蔵野市で開催された「武蔵のカイトフェスティバル」にも出場した。
[編集] ドラ時計
ドラ時計(- どけい)は、映画『のび太とアニマル惑星』に登場する。同映画の原作漫画には登場しない。
ドラえもんの顔を模したデジタル時計。アラーム、ストップウオッチ、タイマー、時刻表示、海外時間などさまざまな機能を持つ。タイマーモードでの減算計測では、残り時間が0になると表情が変わる。
作中では名称は登場せず、名称は書籍「(コロコロコミックデラックス)映画アニメドラえもん のび太のアニマル惑星」で登場する。
[編集] ドラキュラセット
ドラキュラセットは、『ドラキュラセット』(てんとう虫コミックス21巻収録)に登場する。
背中につけるマントと、口につける牙のセット。これらを身に付けることでドラキュラとなり、小さなコウモリに変身して飛びまわり、相手の首元に噛み付いて血ならぬ「記憶」を吸い取ることができる。ドラキュラなのでニンニクや十字架が苦手になり、それらの前では力を失ってしまう。
[編集] ドラマチックガス
ドラマチックガスは、『もりあがれ! ドラマチックガス』(てんとう虫コミックス36巻収録)に登場する。
スプレー缶の形状をしている。このスプレーを人間に放射すると、その人間の周りで起こる出来事が極端に、ドラマチック化される。また、ある出来事を無理やりドラマチック化させるために周りの人間も影響したり、風を吹かせたり、まだ上の方にある太陽を無理やり夕日に変えたりするなど半分やらせ的な事もしばしばある。
ただし、スプレーの効き目が切れるとスプレーの効果が効いている時の出来事がどうでも良い事だと気づく事もある。
[編集] トランポリンゲン
トランポリンゲンは、『トランポリンゲン』(カラー作品集1巻収録)に登場する。
化粧品状の瓶に入ったスプレーで、これを吹き付けると壁でも床でも何でも、トランポリンのように弾むようになる。
[編集] ドリームプレイヤー
ドリームプレイヤーは、『ドリームプレイヤー』(てんとう虫コミックス38巻収録)に登場する。
色々な夢を見られる機械。枕の形をしており、ビデオテープのようなカセットを入れ、これを枕にして寝ることでその夢を見ることができる。カセットはSF、西部劇、時代劇、スリラー、メロドラマ、ドキュメント、教訓、青春ドラマなど多数用意されている。のび太はドラえもんの言った事が感に触り、教訓の夢を見た。
これの高機能版が「気ままに夢見る機」と言える。
[編集] ドリームガン
ドリームガンは、『ガンファイターのび太』(てんとう虫コミックス24巻収録)に登場する。
ドラミの持つ拳銃型の武器。殺傷力はないが、これで撃たれた相手は丸1日眠り込んで夢を見る。着弾の際に「ピンポロン」と音がするのが特徴。
[編集] ドリームマッチ
ドリームマッチは、『マッチ売りのドラえもん』(てんとう虫コミックス8巻に収録)に登場する。
外見はその名の通り普通のマッチだが、これで火を灯すと、そのとき頭で考えていることが映像となって浮かび上がる。自分の考えだけでなく、他人の考えも映像化することができる。
原案は「マッチ売りの少女」であり、ドラえもんが言うには、作中ではこの童話は時間旅行者が過去で落としたドリームマッチによって起こった実話とされている。
[編集] とりかえっこふろしき
とりかえっこふろしきは、映画作品『のび太の太陽王伝説』に登場する。
2つの物の位置を入れ替えることのできる風呂敷。片方に風呂敷をかぶせ、もう一つの物の名前を呼んで「○○と替れ」と言うと、2つの物が入れ替る。
同様の道具に「物体変換クロス」がある。
[編集] とりかえミラー
とりかえミラーは、『とりかえミラー』(カラー作品集4巻収録)に登場する。
この鏡を手に持って、鏡面に他の人を映すと、自分と相手との体を入れ替えることができる。入れ替えに伴って、相手は自分のことを入れ替えられた相手だと思い込むような効果もある。たとえばママがのび太を叱っている時に、のび太がママと入れ替ると、ママの体となったのび太が説教を始め、のび太の体となったママはわけもわからず謝り出す、といった具合。1分間経つと元に戻る。
[編集] とり消しガス
※ つづきをヨロシクを参照。
[編集] 取り消しゴム
取り消しゴム(とりけしごむ)は、『消しゴムでノッペラボウ』(てんとう虫コミックス第8巻)で登場。
消しゴムに鳥のような絵が描いてあり、顔をこすると、目、鼻、眉毛、口などの顔の部品が消えるという道具。 作品中では、顔の部品を書ける目鼻ペンとセットで登場する。
[編集] 鳥とり機
鳥とり機(とり - き)は、『鳥とり機』(ぴっかぴかコミックススペシャル収録)に登場する。
掃除機のホースのような道具。ペットの小鳥が逃げたときなど、小鳥に吸い込み口をむけ、ホースの片方を掃除機ならぬ鳥かごにつなぐことで、鳥を捕まえて鳥かごに戻すことができる。
[編集] とりよせつぼ
とりよせつぼは、『とりよせつぼ』(藤子不二雄ランド18巻収録)に登場する。
どんな物でも取り寄せられる道具。この壷についているマイクで取り寄せたい物の名前を言うと、その物が壷の中から出てくる。
同様の道具に「とりよせバッグ」がある。
[編集] とりよせバッグ
※とりよせバッグの項目を参照。
[編集] トレアドール
闘牛士の姿をした人形で、猛獣などが襲ってきた時に投げつけると、宙を舞いつつ赤い布を構えて猛獣を誘い寄せ、遠くまで連れ去ってしまう。
[編集] トレーサーバッジ
トレーサーバッジは、『トレーサーバッジ』(てんとう虫コミックス9巻収録)に登場する。
ハート・クローバー・ダイヤ等様々な形をしたバッジと専用モニター「レーダー地図」がセットになった道具。
実はバッジの中にはそれぞれ違う周波数を出す発信機が仕込まれており、レーダー地図を作動させるとそれぞれのバッジの位置、つまりバッジをつけている人が何処にいるかを表示する。後は、どのバッジを誰に配ったかを完全に把握しておけばバッジを配った全員の居場所を突き止める事ができる、というわけだ。ただ、レーダー地図は平面図しか表示できないので、上下で重なっている(例えば1階と2階の同じ位置にいるなど)場合、その二人がくっついているように表示される。
現代のGPS応用移動体追跡システムを予見したものと見える。
[編集] ドロボウホイホイ
ドロボウホイホイ(別名 人食いハウス(ひとく -)←「ドラえもん全百科」などの一部の道具百科での表記)は、『人食いハウス』(てんとう虫コミックス14巻収録)に登場。
のび太は部屋に畳んであったこの道具を折り畳み式の家と思って空き地に建てるが、実はゴキブリ捕りを人間(泥棒)捕獲用に大きくした物。泥棒でなくても玄関を開けるだけ、もしくは家の前で「とる」という言葉を口にしただけでフラフラと誘い込まれ、内壁の粘着物で捕らえられてしまう。
[編集] どろ水浄水器
※ 探検ごっこセットを参照。
[編集] トロリン
トロリンは、『トロリン』(てんとう虫コミックス45巻収録)に登場する。
この薬剤を飲むと、体が液体に変化する。必要に応じて液体から元の人間の姿へ、そしてまた液体へと自分の意思で自在に変化でき、液体の状態では物を自由にすり抜けて動き回ることができる。これを服用し、液状になって自宅の前を通過したジャイアンが彼の母親に水をかけられ、その水が彼と混ざってしまい、ジャイアンは異常にふやけた状態でドラえもんのもとにやってきたことがあった。
[編集] ドロロン忍者セット
ドロロン忍者セット(- にんじゃ -)は、『ドロロン忍者セット』(アニメオリジナル作品)に登場する
22世紀の玩具。忍者の頭巾と忍者装束(上半身のみ)を模した衣装で、内ポケットに様々な忍者道具が入っている。セット内容は以下の通りで、使用方法は巻物状の説明書に記されている。
- カメレオン風呂敷
- 壁や地面に伏せてこの風呂敷を広げると、風呂敷が周囲と同じ色になり、姿をくらますことができる。
- レーダー手裏剣
- でたらめに投げても、レーダーで標的を捉えて確実に命中する。手裏剣とは言っても標的に突き刺さったりはせず、人に当たっても少々痛い程度。
- 吸いつき手袋と足袋
- この手袋と足袋を身につけると、壁や斜面に貼り付いて自在に歩き回ることができる。
- スーパーわらじ
- 足に履くと、電車並みのスピードで走ることができる。
- 水グモ
- 一見下駄のようだが、足に履くとたちまち足の周りに風船が膨らみ、水の上を歩くことができる。
[編集] ドロン葉
ドロン葉( -パ)は、『ドロン葉』(てんとう虫コミックス16巻)に登場する。
「タヌキが人を化かす」と言う言い伝えを科学的に再現した道具。外観はただの木の葉だが、狸の頭に乗せると、脳から特殊な念波が放射され、周囲の人間に幻覚を見せる。
幻覚効果を持続させるには葉を頭に乗せ続けている必要があり、葉を頭から外すと効果は解除される。
狸の脳に合わせて作られているため、人間が使っても効果はないが、狸と同じイヌ科である犬でも同様の効果がある。但し「化ける」という行為はあくまで身の危険を避けるためのものであり、危険に直面することのない動物、たとえばしずかちゃんの家で幸せに暮している飼犬などには効果はない。
[編集] ドロン巻き物
ドロン巻き物( -まきもの)は、『ドロン巻き物』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』2巻収録)に登場する。
この巻物から吹き出すガスを人が浴びると、忍者の忍術の如く姿が見えなくなり、透明人間として動き回ることができる。時間が経つと効果は消える。
[編集] どんなきずでもすぐなおすくすり
どんなきずでもすぐなおすくすりは、『とう明人間目ぐすり』(てんとう虫コミックス8巻収録)に登場する。
のび太がジャイアンに殴られることを予想し、ドラミが用意した医薬品。内容は塗り薬らしきチューブや包帯だが、実際には使用されていないために詳細は不明。
[編集] どんなびょう気にもきくくすり
※ 万病薬を参照。
[編集] どんぶらガス
どんぶらガスは、『どんぶらガス』(てんとう虫コミックス26巻収録)に登場する。
このガスを体に吹き付けると、体の触れている地面が水のようになり、海のように泳いだり、地面を突き抜けることができる。
効果は「ドンブラ粉」や「ドンブラクリーム」と殆ど同じだが、この道具では、地中にもぐりながら地面を透かして地上の景色を見ることができるという特徴がある。
[編集] ドンブラクリーム
ドンブラクリームは、『ドンブラクリーム』(カラーコミックス4巻、藤子不二雄ランド11巻、カラー作品集6巻に収録)に登場する。
このクリームを体に塗ると、後述の「ドンブラ粉」と同様、体の触れている床、地面、壁などが水のようになり、床や地面で海のように泳ぐことができる。
粉をつけている者以外にとっては普通の地面や床でしかない点も、「ドンブラ粉」と同様である。
[編集] ドンブラ粉
ドンブラ粉(- こ)は、『ドンブラ粉』(てんとう虫コミックス12巻に収録)、『ラジコンテレビ』(カラー作品集4巻に収録)、映画『のび太と銀河超特急』などに登場する。
ベビーパウダーのような道具で、この粉を体につけると、体の触れている床、地面、壁などが水のようになり、床や地面で海のように泳いだり、壁を泳いで突き抜けることができる。本当の水よりは幾分か浮力が上のため、水泳の練習に用いることができる。金槌ののび太でも、浮き輪がなくてもある程度泳ぐことができる。
但し粉をつけている本人にしか効果はなく、その他の者にとっては普通の地面や床でしかない。本人が溺れた場合、他者はスコップで土を掘り返して救出する羽目になる。
[編集] トンボロボット
※ 大自然セットを参照。