ドラえもんの道具 (さ)
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ドラえもんの道具 (さ)では、藤子・F・不二雄の漫画及びアニメ『ドラえもん』に登場するキャラクターであるドラえもんが、腹部の4次元ポケットから出す道具(ひみつ道具)のうち、読みが「さ」で始まるものを列挙する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] サーカスぐつ
サーカスぐつは、『サーカスぐつ』(「小学一年生」1977年6月号掲載、カラー作品集6巻収録)に登場する。
この靴を履くと、サーカスの綱渡りのように、高い塀の上、空中に張られたロープの上、さらには電柱に張られた電線の上でも、絶対に落ちずに軽がると歩くことができる。
[編集] サイオー馬
サイオー馬(- ば)は、『サイオー馬』(てんとう虫コミックス44巻収録)に登場する。
30cm程度の馬の形をした道具(ロボットか生物かは不明)。良い事や悪い事が起きたときにこの馬が自分を蹴飛ばしてくれ、良い事の後には悪い事、悪い事の後には良い事が起きるようになる。但し、悪い事の後に蹴飛ばしてもらって良い事が起きたときも、また蹴飛ばそうとするため、悪い事が起きないようにすかさずつかまえる必要がある。10分間押えておくと蹴飛ばすのをやめる。
名前の由来は故事成語「塞翁が馬」。
[編集] サイコントローラー
サイコントローラーは、映画作品『のび太と鉄人兵団』に登場する。
ドラえもんとのび太が巨大ロボット「ジュド」を組み立てた際、頭部に搭載する頭脳ユニットを紛失したため、代りにドラえもんが自前の脳波制御式コンピューターを搭載。そのコンピューターの操縦装置が、このサイコントローラーである。手の中にすっぽり収まる大きさで、手に握って動作を頭に思い浮かべるだけで、意のままにロボットを操ることができる。
後に頭脳ユニットが発見され、ジュドが自分の意思で動けるようになった後は、使用されなくなった。
[編集] 材質変換機
材質変換機(ざいしつへんかんき)は、『材質変換機』『のび太のスペースシャトル』(共にてんとう虫コミックス25巻収録)などに登場する。
この道具から放つ光線を物に浴びせると、その物の材質を変えることができる。材質としての性質は変化するものの、外観は変化しない。窓ガラスを割れないように鉄板にしたり、紙を丸めて鉄に変えて金属バットがわりにしたり、紙で作った服を布に変えて本物の服にしたりと、様々な使い道がある。
[編集] 災難訓練機
災難訓練機(さいなんくんれんき)は、『さいなんくんれん機』(てんとう虫コミックス11巻収録)に登場する。
地震、雷、火事、洪水と言った自然災害を体験し、訓練する道具。実際に災害に遭遇したように感じるが実害はない。あらかじめタイマーを設定しておく事もできる。ただし、でたらめに設定するといつ頃にタイマーを設定したか、わからなくなるらしい。
バリエーションとして、『のび太の宇宙開拓史』では「大型災難訓練機」が登場する。
[編集] さいなん報知器
さいなん報知器(- ほうちき)は、『さいなんにかこまれた話』(てんとう虫コミックス7巻収録)に登場する。
腕時計のような道具で、腕にはめて使用する。使用者が災難に遭いそうになると「ビビビビ」とブザーが鳴って知らせる。但しどんな災難が起きるかまではわからないので、今いる場所から逃げるくらいしか、災難を防ぐ手段はない。
[編集] 災難予報機
災難予報機(さいなんよほうき)は、『災難予報機』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』4巻収録)に登場する。
電話機の形をした道具。電話をかける要領で人の名前と時間を言うと、その時間にその人の遭う災難を紙テープに印刷し、受話口から出力する。
ドラえもん曰く、この道具で災難を知ってもそれを防ぐ手段はないとのことだったが、実際には劇中で静香の災難を知ったのび太が、自ら身代りになることで災難を阻止している。
[編集] 細胞縮小機
細胞縮小機(さいぼうしゅくしょうき)は、『恐竜ハンター』(てんとう虫コミックス2巻)と言う作品に登場する。アニメでは1979年4月22日の放送で登場。
未来で流行っている恐竜狩りというスポーツで使用する拳銃型の道具。ターゲットとなる恐竜を誘き出し、この道具で小さくし、捕獲する。捕獲した恐竜は持って帰って飼育する。ただし20m以内で狙わないと効果が出ず、また余り小さくしすぎると元の大きさに戻せない。
なお、この機械は植物でも小さくする事ができる。ドラえもんの様なロボットは縮小しない。
[編集] サイボーグセット
サイボーグセットは、『ドラえもん大事典』(てんとう虫コミックス11巻収録)に登場する。
様々なアクセサリーを身につけることでサイボーグとなり、その能力を発揮することのできるセット。両手に取り付けて空を飛べる翼、海を泳ぐことのできる魚型の頭部と尾びれ、腕につけるマニピュレーターと下半身を覆う戦車のようなキャタピラがある。
雑誌掲載時は「変身サイボーグ」という名称だった。
[編集] さいみん機
さいみん機(- き)は、『ねむれぬ夜に砂男』(てんとう虫コミックス18巻に収録)に登場する。
眠れない人を眠らせる機械。くるくる回る渦巻き模様を見つめていると、次第に眠くなってくる。渦巻きと共に催眠ガスと催眠音楽も流れ、効果を高める。
関連する道具に、羊とび式さいみん機、砂男式さいみん機がある。
[編集] さいみんグラス
さいみんグラスは、『さいみんグラス』(てんとう虫コミックス11巻収録)に登場する。
ペロペロキャンデーのようにピンクと白の縞模様になった眼鏡。
この眼鏡をかけてしゃべると、相手に瞬間的に催眠術を掛けてしまうことが出来る。鏡に向かってしゃべる事による自己暗示も可能。あくまで声を聞くことで催眠術にかかるので、耳栓などで耳をふさいだ場合は効果がない。
[編集] さいみん貯金箱
さいみん貯金箱(さいみんちょきんばこ)は、『人間貯金箱製造機』(てんとう虫コミックス40巻)と言う作品に登場する。
いわゆる貯金箱のこと。ただし、貯金した人間が意志薄弱で、ついつい使用してしまうことを防止するための機能がある。この貯金箱は上に手の形をしたものがあり、貯金を引き出そうとするとその手によって催眠術がかけられ目が回ってしまう。
貯金箱自体にも目がついており、貯金箱から出る催眠術を鏡などを利用して跳ね返す事が出来るのが欠点。
[編集] さいみんふりこ
さいみんふりこは、『さいみんふりこ』(「小学二年生」1973年7月号掲載、カラー作品集6巻収録)に登場する。
人に向かってこのふりこを振って見せると、誰にでも簡単に催眠術をかけることができ、相手はこちらの言うがままになってしまう。効き目は非常に強力で、「犬になれ」と言えば犬のようなポーズで電柱に小便をしたり、「ここは海だ」と言えばどこでも構わず服を脱いで裸になって泳ぎだすほど。「もどれ」と言うと術が解け、元に戻る。
[編集] サイラン液
サイラン液(- えき)は、『酒の泳ぐ川』(てんとう虫コミックス36巻収録)に登場する。
魚の人工採卵に使用する薬剤で、これを魚に飲ませると卵を産み、僅か3日で成魚となる。
劇中では「コジツケール」と併用することで、サケに卵を産ませるかのように、酒瓶に卵を産ませて酒を増やした。
[編集] 材料箱
材料箱(ざいりょうばこ)は、『ハツメイカーで大発明』(てんとう虫コミックス30巻収録)に登場する。
ドラミの道具で、機械工作に使う材料が何でも入っている箱。劇中では「ハツメイカー」で発明した道具の製作に用いられた。箱自体の性能は劇中では語られていないものの、小さな箱の中の材料で人が乗れるほどの大型ロボットをも作り上げたことから、箱内部が特殊空間になっているものと思われる。
[編集] サウンドカメラ
サウンドカメラ(サウンドバカチョン)は、『サウンドカメラ』(てんとう虫コミックス「ドラえもんプラス」3巻収録)に登場する。
写真を撮影すると、画とともに音も記録することができる(写真に付いているボタンを押すと音が出る)。当初の名称「サウンドバカチョン」の「バカチョン」が不快用語であるとされ、後に単行本などで名称が「サウンドカメラ」と改められた。
[編集] サエギルモノナシフィルター
サエギルモノナシフィルターは、『コメットハンターに挑戦!』(「小学六年生」1986年7月号掲載)に登場する。
この道具を天体望遠鏡(市販の物)に取り付けると、天井、壁などを素通しして直接宇宙空間を覗くことができる。
[編集] さかさカメラ
さかさカメラは、『さかさカメラ』(「小学四年生」1981年12月号)に登場する。
カメラの形をしているが、通常のカメラとはあべこべで、写真をカメラに入れる。入れた後に撮影すると、写真に写っている人が立体映像で出てくる。ただし動くわけではない。
単行本にはてんとう虫コミックス、藤子不二雄ランド共に未収録となっている。アニメでは1982年2月5日の放送に登場した(その後、1995年12月のスペシャルで再放送)。
[編集] 探し物ステッキ
※ 尋ね人ステッキを参照。
[編集] 探し物は何ですカ
探し物は何ですカ(さがしものはなんですカ)は、映画『がんばれ!ジャイアン!!』に登場。
探し物や探し人を探し出す道具。原作と映画では外観、使用方法が大きく異なる。
- 原作
- 蚊の形をしたロボット。何を探しているかを言葉で指示すると、そのものの在処へと飛んで行き、あとを着いていけば探し物に辿り着く。劇中での表記は「さがしものはなんです蚊」。
- 映画
- 蚊のコスプレのような道具。これを体に装着した状態で、探し物や探し人に近づくと「サガシモノ・コレカ? コレカ?」と鳴って知らせてくれる。探し物の近くに行くまでは、あくまで自分の足を使ってあちこち探し回らなければならず、費やす労力は原作漫画のものより上(これが劇中の演出にいかされている)。
[編集] 魚型かまぼこのもと
※ ロビンソンクルーソーセットを参照。
[編集] サカナキタキタゲート
※ サカナコイコイゲートを参照。
[編集] サカナコイコイゲート
サカナコイコイゲートは、『空き地のジョーズ』(てんとう虫コミックス30巻収録)に登場する。
リング状の道具で、同型の「サカナキタキタゲート」と併用して用いる。キタキタゲートを海中に仕掛けておき、コイコイゲートを陸上の適当な広さの地面の中に仕掛けておくと、キタキタゲートをくぐった魚がコイコイゲートへ転送され、地面の中を水中のように泳ぎ出す。「地中つりざお」を地面に垂らすことで、地上で釣りを楽しむことができる。
[編集] 魚動力ボート
魚動力ボート(さかなどうりょく -)は、『ドラえもん大事典』(てんとう虫コミックス11巻収録)に登場する。
ボートの底面に網が仕掛けられており、その前方に餌を吊るすと、餌に釣られた魚が網を押し、それによってボートが推進する仕組みになっている。
[編集] 魚とり船
※ ラジコン魚取り船を参照。
[編集] さかのぼりボート
こいのぼりの形をしたボートで、川などに浮かべると滝を遡る鯉の如く、ひとりでに流れと逆の方向に進み、流れが速ければ速いほどボートも速く進む。座席には窮屈そうではあるが6人程度が乗れる。
[編集] さか道レバー
さか道レバー(- みち -)は、『雪がなくてもスキーはできる』(てんとう虫コミックス21巻収録)、『さか道レバー』(同35巻収録)に登場する。
このレバーを物に取り付けて前へ倒すと、その分だけ重力が斜め後ろ方向に発生するので、たとえ平面でも下り坂道と同じ状態になる。レバーを取り付けたのが動力のない車であれば前へ走り出すし、スキーに取り付ければ前へ滑り出す。重力が感じられるのは、レバーを付けた物に触れている人間のみ。
よく似た道具に「リフトストック」がある。
[編集] サカユメン
サカユメンは、『サカユメンでいい夢みよう』(てんとう虫コミックス36巻収録)に登場する。
錠剤の一種で、これを飲んでから寝ると、その日に悪いことがあった場合は良い夢、良い事があった場合は悪い夢が見られる。薬を何錠も一度に飲んだ場合は、夢の良い具合、悪い具合も現実の何倍もに拡大される。
本来は悪いことがあった日に飲み、良い夢を見ることでストレスを打ち消すための道具。
[編集] 先取り約束機
先取り約束機(さきどりやくそくき)は、映画作品『のび太の大魔境』に登場する。
トランシーバーに似た道具で、これに言葉で「後で○○するから~」と約束事をすると、その行為に対する結果をその場で実現できる。たとえば劇中では、空腹なのに食事にありつけない場面で「明日必ずごはんを食べるから」と約束することで、その場で口に美味しい味が広がり、腹も満たされた。その代り、翌日は2日分の食事を取る羽目になった。
[編集] さすとあめがふるカサ
さすとあめがふるカサは、『ねがい星』(てんとう虫コミックス10巻収録)、『無人島へ家出』(てんとう虫コミックス14巻収録)、『おかしなおかしなかさ』(てんとう虫コミックス19巻収録)に登場する。正式名称は不明。
その名の通りこのカサをさすとさした人にだけ雨がふる。見かけは普通のこうもり傘だが、普通の傘なら周りに雨が降っている中で傘の下だけ濡れないのに対し、この道具を開くと傘の下だけ雨が降っている。
[編集] 雑誌作りセット
雑誌作りセット(ざっしづくり -)は、『週刊のび太』(てんとう虫コミックス17巻収録)に登場する。
自分だけの雑誌を新たに発行することのできるセット。以下の3つのひみつ道具で構成される。
- 製版印刷製本機
- この機械に原稿を入れると、全自動で製版、印刷、製本が行われ、雑誌ができあがる。雑誌の付録も作り出すことができる。
- まんが製造箱
- 好きな作家に好きな内容の漫画を書いてもらうことのできる道具。書いてほしい作家の漫画を中に入れると、絵柄や作風が分析され、製造箱はその作家と同じ能力を身につける。あとは付属しているマイクで、どんな漫画が欲しいかリクエストすると、執筆が始まり、やがて原稿が出力される。原稿料は無料。
- 編集ロボット
- 編集者の役をこなす小型ロボット。より良い雑誌を作るために相談すると、読者にアンケートをとったり、出版後に読者の声を集めてくれたりする。
[編集] さとりヘルメット
さとりヘルメットは、『さとりヘルメット』(てんとう虫コミックス39巻収録)に登場する。
このヘルメットをかぶると、テレパシーによって30m以内の人間の考えを読み取ることができる。
[編集] サファリクラフト
サファリクラフトは、『ユニコーンにのった』(てんとう虫コミックス26巻収録)に登場する。
22世紀の「空想動物サファリパーク」へ行く為の3人乗りの乗り物。クラフト自体の機能は劇中では明言されていないものの、現代世界から22世紀へ行けることから、タイムマシンの一種と思われる。ちなみにサファリパーク内ではこのクラフトに乗ったままで遊覧することが規則となっている。
なお空想動物サファリパークとは、ユニコーンや人魚、妖精、竜といった空想上の動物をバイオテクノロジーによって人工的に作り出し、飼っているサファリパークである。
[編集] さよならハンカチ
さよならハンカチは、『さよならハンカチ』(「小学三年生」1980年8月号に掲載)に登場する。
別れの挨拶でハンカチを振る仕草のように、このハンカチを右手に持って、別れたい相手に向かって振ると、相手はひとりでにその場から立ち去り、二度と会えなくなる。
ハンカチを左手の方で振ると効果は取り消され、その相手がひとりでに戻って来る。効果を消す手段はこれ以外にないため、ハンカチを紛失しようものなら、その者と永久に会えなくなってしまう。
[編集] サンキューバッジ
サンキューバッジは、『サンキューバッジ』(藤子不二雄ランド5巻収録)に登場する。
このバッジを胸に付けていると、どんな些細なことにも感謝の気持ちを感じるようになり、心の底から「ありがとう」と言えるようになる。
バッジの形は「サンキュー」の名の通り、「9」の字を3つ組み合わせた形をしている。
なお、誤って裏返しに付けてしまうと効果は正反対になり、、何に対しても文句を言うようになる。
[編集] ざんげぼう
ざんげぼうは、『ざんげぼう』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』5巻収録)に登場する。
罪を認めない人にこの帽子をかぶせ、十秒以内に罪を認めないと、帽子から水があふれ出る。ただ水をかけられるだけの罰とは言え、冷たい水が溺れそうになるほどあふれ出るため、その苦しさはジャイアンすら音を上げるほど。
1985年に発表されたこの作品は当時のテレビで人気を博していたおれたちひょうきん族の人気コーナー「ひょうきん懺悔室」をモチーフにしていると考えられる。
[編集] 30分できく毛はえぐすり
30分できく毛はえぐすり(さんじゅっぷんできくけはえぐすり)は、『白ゆりのような女の子』(てんとう虫コミックス3巻収録)に登場する。
読んで字の如く、頭につけてから30分で毛の生える毛生え薬。いささか効き目があり過ぎ、丸坊主の状態でつけても30分でたちまちロングヘアーの女性のようになってしまう。
[編集] 酸素ボンベ
酸素ボンベ(さんそ -)は、『しあわせのお星さま』(てんとう虫コミックス18巻収録)に登場する。
エラチューブの宇宙版とも言える超小型の酸素ボンベ。鼻の穴につめておくと30分間呼吸ができる。
大山版アニメ『しあわせのお星さま』では、「超小型酸素ボンベ」と呼んでいる。
[編集] サンタイン
サンタインは、『サンタイン』(てんとう虫コミックス33巻)に登場する。
ビンの中に入っている粒状の薬。ビンには「SANTAIN」と言うラベルが貼ってある。名前は物質の三つの状態(三態)から。ロボット(ドラえもん)や人間が一粒飲むとその人の体が液体になり、さらにもう一粒飲むと気体になる。効果は1時間持続する。
なお、気体の状態で薬を摂取した場合、固体に戻るかどうかは、作品中に画かれていないため不明。
気体になった場合、風に吹き散らされると元に戻れなくなってしまう。
[編集] サンタえんとつ
サンタえんとつは、『サンタえんとつ』(てんとう虫コミックス19巻)に登場する。
直方体の煙突の形をした道具。高さは約50センチメートル程度。上と下に穴がある。ただし上と下の穴が繋がっているかどうかは不明。
この中にほしいものを書いた紙を入れることで数日後に届く。品物が手に入る方法はサンタクロースが届けてくれるわけではなく、パパが偶然にもその玩具の面白さを知って買いたくなる、親の知人が福引で手にいれ、子供がいないので譲ってくれる……など様々。 逆さまに入れるとなぜか逆効果になり、持っている物を失う事となる(ジャイアンが「漫画の本が欲しい」と書いた紙を逆さまに入れてしまい、かあちゃんに漫画の本を全部捨てられた)。
クリスマスに欲しい物をもらう道具として他に『サンタメール』(『サンタ切手』)がある。
[編集] サンタ切手
※ サンタメールを参照。
[編集] サンタメール
サンタメールは、『サンタメール』(てんとう虫コミックス21巻収録)に登場する。
一見普通の官製はがきで、宛名に「北極点0番地 サンタクロースさま」と書かれている。これに住所、氏名、年齢、希望するプレゼントを入れて郵便ポスト(ひみつ道具専用のものではなく、一般のもの)に投函すると、クリスマス・イヴの夜にサンタクロースがトナカイのソリでやって来て、プレゼントを贈ってくれる。
実は22世紀のデパートへ玩具を注文する葉書であり、北極の配送センターからサンタロボットが商品を配達するシステムになっている(劇中で明言されていないものの、現代ののび太のもとにもサンタが来たことから、タイムマシンで別の時代への配送も行っているようだ)。
投函にはサンタ切手を貼る必要があるが、ドラえもんはサンタメールは何枚も持っているものの、サンタ切手は気軽に買えるような値段ではないため、のび太を喜ばせる為に無理して1枚だけ購入した。
[編集] 三倍時計ペタンコ
三倍時計ペタンコ(さんばいどけい -)は、『長い長いお正月』(てんとう虫コミックス23巻に収録)に登場する。
時計盤の形をしたシールで、水に濡らして腕に貼り、3分後に台紙を剥がす。使用者は肉体と精神の動きが3倍に加速され、周囲のすべてのもののスピードがスローモーションのように緩慢に感じられるので、時間を3倍長く使用することができる。
これとは逆の道具に「三分の一時計ペタンコ」がある。使用法は同じだが使用者の肉体と精神が三分の一の遅さになるので、周囲のあらゆるものが三倍の速さで動くように見え、あっという間に時間が過ぎてしまう。
[編集] 三分の一時計ペタンコ
※ 三倍時計ペタンコを参照。
[編集] 三りん車
※ 四次元三輪車を参照。
[編集] 三輪飛行機
三輪飛行機(さんりんひこうき)は、『のび太航空』(てんとう虫コミックス28巻に収録)に登場。
本来は未来の遊園地に置いてある遊戯道具。その名の通り三輪車と飛行機をミックスしたような形状で、2人乗りのプロペラ機状のボディに、2本の前輪と1本の後輪が付いている。
先頭の座席でハンドルを握ってペダルを漕ぐことで飛行でき、ペダルの漕ぎ方でスピードが調整できる。ハンドル操作により宙返り、横転、きりもみ等の曲芸飛行も自由自在。但しペダル動力の為、長時間飛行や高速飛行にはそれなりの疲労を伴う。ペダルを使わずにグライダーのように滑空することもできる。