トヨタ・タウンエース
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タウンエース(TOWNACE)はトヨタ自動車で1976年に登場したキャブオーバー型のワンボックス車およびトラックで、ミニエースの後継車として企画・開発された。エスティマが登場するまではToyota Van(トヨタ・バン)の名で輸出された。
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[編集] 歴史
[編集] 初代(1976年-1982年)
1976年登場。当初は商用車の雰囲気を色濃く残していたが、末期はRV色が強くなっていた。
[編集] 2代目(1982年-1996年)
グレードはロイヤルラウンジ、グランドエクストラ、スーパーエクストラ、カスタム、キャニオン、デラックス、スタンダード。
2Cエンジンはスーパーエクストラにのみ設定されていた。
1985年マイナーチェンジ。フロント周りのデザインを変更した。
1988年マイナーチェンジ。(ガソリンエンジンが3Y-EUになる。)ボディ外版、内装を大幅に変更する大掛かりなマイナーチェンジだった。デジタルメーター廃止。電子制御サスペンション「TEMS」をロイヤルラウンジに標準装備した。
1992年マイナーチェンジ。(ガソリンエンジンはこのマイナーチェンジで3Y-Eになり、1993年にディーゼルエンジンが2C-Tから3C-Tとなる。)TEMSがそれまでの二段階から三段階制御になり、上級グレードにABSが設定される。
[編集] 3代目(1996年-2001年)
1996年登場。そもそも、キャブオーバー型ワンボックス車の後継として、従来の名前に「ノア」のペットネームが付加されて発売された車種だった。
試作車は、エスティマエミーナのボンネット内にエンジンを置いて、実験していた。 当初は、ハイエースに設定されていた1RZ-Eを搭載する予定だったが、 重く、商用車用の野暮ったいエンジンであり、それではセレナに勝てんと言う事で、3S-FEの採用になった。 90系マークII三兄弟にあった4S-FEを元に改良されたもの。 その後アルテッツァにも使われた。
レイアウトとしては、グランビアと同様、ボンネット内に直列4気筒エンジンを縦置きに配置し、プロペラシャフトを介して後輪を駆動するFR方式を採用していた。これは先代のメカニズムを活かしたように感じられる。サスペンション等の形式自体も同じものであったが、実際は新規に開発されたものが多い。
デザインも試作車の段階では日産のバネットセレナのコピー商品のようなものであったが、これも、改良を経て、 落ち着いている。
当時ライバルと目されていた本田技研工業の「ステップワゴン」とは低床化の面で遅れをとることになったが、後輪駆動ゆえのトラクションを生かした操縦性と、トヨタならではの上質なインテリア、さらに商用車とボディを共用することによる低価格戦略が功を奏して、モデル末期まで販売台数を維持し続けた。
なお、このモデルはダイハツ工業が生産を担当しており、「デルタ」の名でダイハツ店でも販売されていた。設計に於いてもダイハツは関わっており、トヨタのテストコースで試験走行する際に、ダイハツの人は入れなかったり色々苦労もあったようである。
先代にあったスカイライトルーフは廃止。
グレード構成
ロイヤルラウンジ 7人乗り マイナーチェンジで8人乗り追加 スーパーエクストラ 8人乗り フィールドツアラー 8人乗り ロードツアラー 8人乗り LD 8人乗り
スーパーエクストラには特別仕様車としてリモ、リミテッドを設定。モデル末期にはリモ改めリモナビスペシャル、スペシャルエディション、ロードツアラーリミテッドを設定。
ルーフはロイヤルラウンジとスーパーエクストラにはスタンダードルーフとスペーシャスルーフ。スペーシャスルーフにはツインムーンルーフ選択可。フィールドツアラーとロードツアラーにはルーフレール付スタンダードルーフ。ツインムーンルーフ選択可。LDはスタンダードルーフ。 1998年1月 一部改良。装備の充実。ナビのメーカーオプション化。 1998年12月マイナーチェンジ。ロイヤルラウンジのスタンダードルーフ廃止8人乗り追加。ボディカラー整理。 2001年11月乗用モデル製造中止。乗用モデルは「ノア」になり、商用モデルは継続生産。 バンは現在も継続販売。但し、ガソリン車のみである。法律改正でサイドアンダーミラーが途中で装備された。
[編集] 関連項目
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