ディック・ヴァン・ダイク
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ディック・ヴァン・ダイク(Dick Van Dyke、1925年12月13日‐)は、アメリカ・ミズーリ州出身の映画製作者、俳優。弟はジェリー・ヴァン・ダイク。息子のバリー・ヴァン・ダイクも俳優。
人気TVシリーズ『Dr.マーク・スローン』の主演男優として、日本でもお茶の間でお馴染みである。
60年代初頭から映画俳優として知名度が上がり、軽妙なキャラクターでコメディやミュージカルなどのジャンルで親しまれる。1964年の『メリー・ポピンズ』が最初の当たり役となり、同年の『何という行き方!』や翌年の『恋するパリジェンヌ』で一躍、名バイプレイヤーとなった。
1968年の主演作『チキ・チキ・バン・バン』での存在感で日本でも顔が知られるようになる。70年代以降は映画からTVに多く登場するようになりその後の出演作は急減したが、それでも1993年からスタートした人気ドラマ『Dr.マーク・スローン』シリーズが好評を博し、レギュラー版以外でもスペシャル版が製作されるなどしている。
往時は、粋で気風のいいキャラクターのイメージが定着していたが、70年代以降になると白髪と髭をトレードマークに、渋味のある大人の魅力を醸している。
その他の代表作に『タバコのなくなる日』、『天国から来たジャズマン』など。
[編集] 作品
- バイ・バイ・バーディー 1963年
- メリー・ポピンズ 1964年
- 何という行き方! 1964年
- 恋するパリジェンヌ 1965年
- 南海征服 1965年
- ニューヨーク泥棒結社 1967年
- チキ・チキ・バン・バン 1968年
- 怪盗大旋風 1968年
- レモンのゆううつ 1969年
- タバコのなくなる日 1971年
- 刑事コロンボ/逆転の構図(ゲスト(犯人)=写真家ポール・ガレスコ役) 1974年
- ドロップアウト・パパ 1982年
- 天国から来たジャズマン 1987年
- Dr.マーク・スローン 1993~2001年
- Dr.マーク・スローン/殺人アメーバーの罠 2001年
- 新・Dr.マーク・スローン/非情の街角 2002年
- おさるのジョージ/Curious George 2006年
カテゴリ: アメリカ合衆国の俳優 | 1925年生