ソドムの市
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ソドムの市 Salò o le 120 giornate di Sodoma |
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監督 | ピエル・パオロ・パゾリーニ |
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製作 | アルベルト・グリマルディ |
脚本 | ピエル・パオロ・パゾリーニ セルジオ・チッティ |
音楽 | エンニオ・モリコーネ |
撮影 | トニーノ・デリ・コリ |
公開 | 1975年 |
上映時間 | 117分 |
製作国 | イタリア・フランス |
言語 | イタリア語 |
allcinema | |
IMDb | |
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「ソドムの市」は1975年に公開されたピエル・パオロ・パゾリーニ監督映画。原題は"Salò o le 120 giornate di Sodoma"(「サロ、或いはソドムの120日」)で、マルキ・ド・サドの『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』(フランス語原題 Les 120 Journées de Sodome, ou l'Ecole du libertinage)を原作としている。
パゾリーニは、原作では18世紀のスイス山奥の城館であった舞台を20世紀のイタリアに置き換え、この物語を現代における権力と個人の関係、消費社会のメタファーに作りかえた。その構成はダンテの『神曲』の構成を借りており「地獄の門」「変態地獄」「糞尿地獄」「血の地獄」の四つの章から成る。
ちなみに「ソドムの市」の完成後、パゾリーニ監督はローマのオスティア海岸で謎の多い死を遂げており、この作品が遺作となった。
[編集] ストーリー
イタリアが連合国に降伏した後、残余のファシストたちは北部の町サロに集まって亡命政権を形成していた。このナチス傀儡政権の権力者たち、大統領・大司教・最高判事・公爵の四人は自分たちの快楽のために市町村条例を新しく制定する。その規定に従って美少年美少女が狩り集められ、さらにその中から彼らの厳選した男女各9人が秘密の館に連れ去られる。
権力者たちはそこで自分たちの定めた規則に従ってあらゆる淫蕩・変態行為に耽る。毎日、集会所で四人の語り婆たちのうち一人に猥褻な体験を話させることによって欲望をかきたて、少年少女たちを相手にその話を実行に移すのである。
変態行為は次第にエスカレートしていき、最後には死に至る拷問が待っている。しかし、犠牲者たち同様に狩り集められてきた館の少年警備兵たちは、苦悶する犠牲者たちを尻目にラジオの音楽にあわせてダンスのステップなど踏んでいる…。
[編集] 関連項目
三菱銀行人質事件(後日行われた家宅捜索で、被疑者はこの映画に影響されてたことが判明した)