ゼロックス・スーパーカップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゼロックス・スーパーカップは、日本のサッカーにおけるスーパーカップである。前年のJリーグチャンピオンと、天皇杯カップウィナー(Jリーグと天皇杯を1チームが制覇した場合、天皇杯準優勝クラブ)が出場してその年度の「サッカー日本一」を決定する大会。Jリーグが発足した翌年の1994年に第1回大会が行なわれた。Jリーグのレギュラーリーグ開幕の1週前に行なわれる公式戦で、その年のシーズンを占う重要な一戦となる。
目次 |
[編集] 主催・主管団体
- 主催 日本プロサッカーリーグ、日本サッカー協会
- 主管 日本プロサッカーリーグ、東京都サッカー協会(1994年-2004年、2006年- )、神奈川県サッカー協会(2005年のみ)、横浜サッカー協会(左同)
- 特別協賛 富士ゼロックス
[編集] 開催場所
- 国立霞ヶ丘陸上競技場(1994年-2004年、2006年- )
- 横浜国際総合競技場(2005年)
[編集] レギュレーション
試合時間は前後半各45分で行なう。勝敗が決まらない場合には延長戦は行わず、PK戦によって勝敗を決める。
[編集] 歴代の試合結果
開催年 | Jリーグ優勝チーム | スコア | 天皇杯優勝チーム |
---|---|---|---|
1994年 | ヴェルディ川崎 | 2 - 1 | 横浜フリューゲルス |
1995年 | ヴェルディ川崎 | 2 - 2 (PK 4 - 2) |
ベルマーレ平塚 |
1996年 | 横浜マリノス | 0 - 2 | 名古屋グランパスエイト |
1997年 | 鹿島アントラーズ | 3 - 2 | ヴェルディ川崎 |
1998年 | ジュビロ磐田 | 1 - 2 | 鹿島アントラーズ |
1999年 | 鹿島アントラーズ | 2 - 1 | 清水エスパルス(注1) |
2000年 | ジュビロ磐田 | 1 - 1 (PK 3 - 2) |
名古屋グランパスエイト |
2001年 | 鹿島アントラーズ | 0 - 3 | 清水エスパルス(注2) |
2002年 | 鹿島アントラーズ | 1 - 1 (PK 4 - 5) |
清水エスパルス |
2003年 | ジュビロ磐田 | 3 - 0 | 京都パープルサンガ |
2004年 | 横浜F・マリノス | 1 - 1 (PK 2 - 4) |
ジュビロ磐田 |
2005年 | 横浜F・マリノス | 2 - 2 (PK 4 - 5) |
東京ヴェルディ1969 |
2006年 | ガンバ大阪 | 1 - 3 | 浦和レッドダイヤモンズ |
2007年 | 浦和レッドダイヤモンズ | - | ? |
- 注
- 天皇杯に優勝した横浜フリューゲルスが横浜マリノスとの合併により消滅したため、準優勝の清水エスパルスが出場
- Jリーグと天皇杯を制したチームが同一であったため天皇杯準優勝チームが出場
[編集] 日本リーグ時代のスーパーカップ
1977年から1984年にかけて開催されたが、1978年の第2回に於いて既に日本リーグ開幕戦を兼ねるなど独立した大会として定着せず、現在ほど重要視されてはいなかった。第8回をもって休眠状態に陥っていたがJリーグの開幕により10年を経て復活することとなった。
開催年 | 日本リーグ優勝チーム | スコア | 天皇杯優勝チーム |
---|---|---|---|
1977年 | 古河電工 | 3 - 2 | ヤンマー(注1) |
1978年 | フジタ工業 | 5 - 1 | ヤンマー(注1) |
1979年 | 三菱重工 | 0 - 0 (PK 3 - 1) |
東洋工業(注1) |
1980年 | フジタ工業 | 1 - 2 | 三菱重工(注1) |
1981年 | ヤンマー | 0 - 0 (PK 3 - 2) |
三菱重工 |
1982年 | フジタ工業 | 2 - 0 | 日本鋼管 |
1983年 | 三菱重工 | 3 - 0 | ヤマハ発動機 |
1984年 | 日産自動車 | 0 - 2 | 読売クラブ |
- 注
- 日本リーグと天皇杯を制したチームが同一であったため天皇杯準優勝チームが出場
[編集] 外部リンク
[編集] 関連語句
カテゴリ: 日本のサッカー大会 | 国内のサッカースーパーカップ | Jリーグ