セイラム (マサチューセッツ州)
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セイラム(Salem)はアメリカ合衆国、マサチューセッツ州エセックス郡に位置する都市である。2000年現在の国勢調査で、この都市は総人口40,407人である。セーラムとも表記する。
ボストンから北へ車で30分ほどの海沿いに位置する。古くから貿易港として栄えた。大航海時代の波止場が歴史地区として保存されている。セイラムの名は魔女狩りで有名であり、町の主要な観光資源となっている。また、日本では大森貝塚の発見者として知られるエドワード・S・モースが館長を務めたピーボディ博物館がある。
町の南部にはSalem State College(セーラム州立大学)と言う4年制大学がある。
町の出身である短編作家ナサニエル・ホーソーンの小説の舞台となった七破風の家も有名。このほか著名な出身者として、航海術に関する著作で知られるナサニエル・ボーディッチがいる。
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[編集] 歴史
セーラムは1626年頃、ロジャー・コナントの率いる漁師らによって開かれ、のちにマサチューセッツ湾会社から派遣されたジョン・エンディコットがこれに取って代わった。魔女狩りは1692年に行われたが、犠牲者の多くは近くのセ-ラム村(現在のダンバーズ)の出身であった。1914年には大規模な火災のため町のかなりの部分が失われた。
[編集] 地理
セーラムは北緯43度31分1秒、西経70度53分55秒 (42.516845, -70.898503)1に位置している
アメリカ合衆国統計局によると、この都市は総面積46.8 km² (18.1 mi²) である。このうち21.0 km² (8.1 mi²) が陸地で25.8 km² (9.9 mi²) が水地域である。総面積の55.09%が水地域となっている。
[編集] 人口動静
2000年現在の国勢調査2で、この都市は人口40,407人、17,492世帯、及び9,708家族が暮らしている。人口密度は1,926.1/km² (4,986.0/mi²) である。866.3/km² (2,242.7/mi²) の平均的な密度に18,175軒の住宅が建っている。この都市の人種的な構成は白人85.37%、アフリカン・アメリカン3.15%、先住民0.22%、アジア2.00%、太平洋諸島系0.05%、その他の人種6.74%、及び混血2.47%である。ここの人口の11.24%はヒスパニックまたはラテン系である。
この都市内の住民は20.2%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が10.4%、25歳以上44歳以下が33.4%、45歳以上64歳以下が21.9%、及び65歳以上が14.1%にわたっている。中央値年齢は36歳である。女性100人ごとに対して男性は86.5人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は83.5人である。
この都市の世帯ごとの平均的な収入は44,033米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は55,635米ドルである。男性は38,563米ドルに対して女性は31,374米ドルの平均的な収入がある。この都市の一人当たりの収入 (per capita income) は23,857米ドルである。人口の9.7%及び家族の6.3%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の12.2%及び65歳以上の7.9%は貧困線以下の生活を送っている。
[編集] 魔女の街
セイラム魔女裁判はおぞましい事件であったが。現代では街のいたるところに魔女が溢れている、土産物はもちろん 地元スポーツチーム名の多くが魔女に因み、箒に乗る魔女のシルエットがチームエンブレムとなっている。セイラム警察のマークも魔女である。
[編集] 日本との繋がり
1984年から東京都の大田区と姉妹都市として交流を行っている。姉妹都市関係となる前からエドワード・S・モースがかつて館長を努めていたピーボディ・エセックス博物館と大田区立郷土博物館との交流が盛んであった。毎年区内の各中学校からセイラム市に生徒が派遣されるなど現在においても非常に両都市の交流は盛んである。