スポーン
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スポーン(Spawn)は、1992年にアメリカのイメージ(IMAGE)コミックスから出版された、トッド・マクファーレン原作の複数の漫画タイトルとそれに登場するスーパーヒーローの名前。
スポーンという語には「ヒヨッ子」という意味もあるが、「地獄の使い」と言う意味でその名が付けられた。
2001年までに世界120カ国で約1億3000万部が出版された。
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[編集] 概要
本名、アル・シモンズ。黒人。別名、ヘルスポーン。身長2m、体重200kg。妻はワンダ・ブレイク。
黒いコスチューム(ネクロプラズミック・アーマー)は、意思を有する魔界の寄生生物で、宿主であるスポーンを守るために巨大な真紅のマント、チェーン、スパイク、両腕の鉤爪などを操って自ら攻撃や防御を行う。マスクの中の素顔は醜く焼けただれている。また魔界から与えられた強大な魔力を有し、それは緑の炎で現されることが多い。
作中に殺伐とした描写が多いのが特徴だが、主要なテーマに「愛」を掲げ、『愛の前には通常の善悪の基準など何ら意味をなさない』とするストーリー展開に創刊直後から人気が沸騰。創立直後のイメージ・コミックを、たちまち業界NO.3に引き上げた。
また、マクファーレン・トイズより発売されたアクションフィギュアは非常に出来がよく、一時は日本でもコレクションが大ブームとなった。
[編集] ストーリー
優秀なCIA工作員であったアル・シモンズは、魔界第8階層の支配者マレボルギアの目に止まり、暗殺された。魔界に送り込まれたアルは最愛の妻ワンダと再会するためにマレボルギアと契約を交わし、魔界の軍団構成員”ヘルスポーン”となった。80億ものスポーンの軍勢を率いる将官候補として特別にスカウトされたアルは、マレボルギアの策略で「5年後の」地球に跳ばされた。そこでアルは、妻がかつての親友と再婚しており、子供までいることを知り、絶望する。
スラム地区に居を構えたスポーンは彼を王と慕うホームレスたちや自らを守るために、マフィアのサイボーグや天界から送り込まれたアンチスポーン「リディーマー」らと戦う。また、天使アンジェラとは敵として相争い、その後は共闘する仲となっていく。
うち続く戦いの中で“地球”の意志に触れたスポーンは、魔界に属する存在ではなくなり、彼は自らの信じる正義に基づいて罪を犯した魂を殺害していく影のヒーローと変わっていく。
[編集] 交友関係・敵対関係
- アンジェラ:天界の闘天使
- カリオストロ伯爵:アルに助言を与え、見守る謎の男
- サム&トゥイッチ:かつては腕利きの警官であったが、現在は私立探偵。
- バットマン:他社DCコミックのキャラクター。彼の住む街での悪魔の発現に際し共闘する。
- マレボルギア:魔界第8階層の支配者
- オーバートキル:マフィアのサイボーグ
- バイオレ-ター:マレボルギアの手下。スポーンの監視役
- クラウン:バイオレーターのヒューマンフォーム
- ザ・カース
- ザ・フリーク
- テリー・フィッツジェラルド:アルの親友
- ワンダ:アルのかつての伴侶。現在はテリーと結婚している。
- サイアン:テリーとワンダの子ども。
- トニー・ツイスト:マフィアのドン。
- トレマー
- リディーマー
- ハリー・フーディニー
- サイゴー
[編集] 映画
- スポーン(SPAWN THE MOVIE)(1997年、アメリカ)
- 監督:マーク・ディッペ、主演:マイケル・J・ホワイト脚本:アラン・マッケルロイ
[編集] ノヴェライズ
- 「スポーン」(著:ロブ・マグレガー、メディアワークス/主婦の友社)ISBN4-07-308123-3
[編集] ゲーム
- スポーン 運命の鎖(2004年、ナムコ、プレイステーション2用ソフト)
- スポーン・ジ・エターナル(ハドソン、プレイステーション用ソフト)
- スポーン イン ザ デーモンズ ハンド(2000年、カプコン、アーケード、ドリームキャスト用ソフト)
- ソウルキャリバーII(2003年、ナムコ、XBOX版ゲストキャラクター)
[編集] 外部リンク
- SPAWN.COM(公式サイト)
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