スコット・グレン
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スコット・グレン(Scott Glenn,1941年1月26日 - )はアメリカ合衆国ペンシルヴェニア州ピッツバーグ出身の俳優。
子供の頃は病弱で、寝たきりで1年間過ごしたこともあるという。医者から一生の間足を引きずるようになると言われたが、トレーニングの結果それを克服している。
高校を卒業後、ウィリアム・アンド・メアリー大学で英文学を学ぶ。卒業してから3年の間は海軍に所属。除隊後に新聞社のリポーターとなり、作家を志すようになる。しかし対話の部分が上手く書けず、それを克服するため演劇のクラスに参加。1966年にニューヨークに移り、1968年にはアクターズ・スタジオに通うようになる。テレビや舞台に出演した後、1970年に映画デビュー。同年、ハリウッドに移るが、その後8年間は小さな役をこなすことで過ぎていった。ハリウッドに嫌気の差したグレンは、アイダホ州に家族と共に引越し、その後2年はシアトルの舞台に時々立ちながら、バーテンダーや森林警備員として生活をしていた。
1980年に映画に戻り、「ライトスタッフ」あたりから個性派俳優として認められるようになった。
[編集] 主な出演作品
- ナッシュビル Nashville (1975)
- 地獄の黙示録 Apocalypse Now (1979)
- アーバン・カウボーイ Urban Cowboy (1980)
- ライトスタッフ The Right Stuff (1983)
- シルバラード Silverado (1985)
- レッド・オクトーバーを追え! The Hunt for Red October (1990)
- 羊たちの沈黙 The Silence of the Lambs (1990)
- バックドラフト Backdraft (1991)
- ザ・プレイヤー The Player (1992)
- 戦火の勇気 Courage Under Fire (1996)
- カルラの歌 Carla's Song (1996)
- 目撃 Absolute Power (1997)
- ヴァージン・スーサイズ The Virgin Suicides (1999)
- バーティカル・リミット Vertical Limit (2000)
- トレーニング デイ Training Day (2001)
- 戦争のはじめかた Buffalo Soldiers (2001)
- シッピング・ニュース The Shipping News (2001)
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