スクエアプッシャー
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スクエアプッシャー(Squarepusher)のアーティスト名義でもっとも知られるトーマス・ジェンキンソン(Thomas Jenkinson)は、イギリスのテクノミュージシャンである。エイフェックス・ツイン、μ-Ziq、ルーク・バイバートらと共に「コーンウォール一派」に分類される。超高速のドラムンベースと言える、ドリルンベースを作りだしたことで知られる。
音楽のベースは、12歳から弾き始めていたベースである。当初は打ち込みの音楽を小馬鹿にしていたが、15歳のときにLFOを聴き打ち込みの音楽を見直すこととなる。スクエアプッシャーとしての活動は1994年から開始。1996年にリフレックス・レコーズ、1997年にワープ・レコーズからアルバムをリリースしたことで一気にシーンの中心アーティストとなっていった。
一時期、フリー・ジャズへのアプローチを強め、打ち込みによる作曲をやめていたが、1999年発表のSelection Sixteenを機会に打ち込みを復活。しかし、今度はベースを演奏しなくなりライブにおいてもラップトップを主に置いた演奏を行っていたが、2004年発表のUltravisitorではベースが復活し、古参のファンを喜ばせた。
2001年、突然失踪したことがある。その際に予定されていたアメリカツアーは全てキャンセルされた。
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[編集] ディスコグラフィー
[編集] アルバム
- Feed Me Weird Things (1996年)
- Hard Normal Daddy (1997年)
- Big Loada (1997年)
- Burningn'n Tree (1997年)
- Music Is Rotted One Note (1998年)
- Budakhan Mindphone (1999年)
- Selection Sixteen (1999年)
- Go Plastic (2001年)
- Do You Know Squarepusher (2002年)
- Ultravisitor (2004年)
- Hello Everything (2006年)
[編集] シングル
- Conumber (1995年)
- Squarepusher Plays... (1996年)
- Port Rhombus EP (1996年)
- Vic Acid (1997年)
- Maximum Priest E.P. (1999年)
- My Red Hot Car (2001年)
- Untitled (2001年)
- Square Window (Ultravisitor Promo) (2004年)
- Venus No. 17 (2004年)
[編集] 他名義
- Stereotype (1994年) : Tom Jenkinson名義シングル
- Crot (1994年) : Tom Jenkinson名義シングル
- Alroy Road Tracks(1995年) : Duke of Harringay名義アルバム
- Bubble & Squeak (1996年) : Tom Jenkinson名義シングル
- Buzz Caner(1998年) : Chaos AD名義