ジョシュ・ギブソン
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ジョシュ・ギブソン(Josh Gibson、1911年12月21日-1947年1月20日)は、アメリカ、ニグロ・リーグで活躍した野球選手。ポジションは捕手。「黒いベーブルース」の異名がある。
正確な記録はないが、プエルトリコのウィンター・リーグで1シーズン(約200試合)84本、生涯通算で800本以上(962本とする説もある)の本塁打を放ったとされる。また通算打率も.350を遥かに超えていたようである。黒人選手がメジャーリーグでプレイすることを誰よりも望んでいたが、1947年、35歳の若さで急死。死因は酒の飲みすぎによる脳卒中。元々ギブソンはほとんど酒を飲まなかったが(アイスクリームが好物だったという)、自分やサチェル・ペイジらを差し置いてジャッキー・ロビンソンが黒人選手初のメジャーリーガーとなったことにショックを受け、以後酒びたりの生活を送るようになったことが背景にあるとされる。
バリー・ボンズをはじめ、黒人メジャーリーガーの間ではギブソンをベースボール史上最強の打者であるとみなす者も多い。その打撃は神格化され、数々の伝説に包まれている。
1972年、サチェル・ペイジに続いて、ニグロ・リーグ出身者では史上2人目の野球殿堂入りを果たす。
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