シリア文字
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シリア文字 | ||
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タイプ: | アブジャド | |
言語: | シリア語, アラム語, アラビア語 (ガルシュニ) | |
時期: | 紀元前200年頃から | |
親の書字システム: | Proto-Canaanite alphabet フェニキア文字 アラム文字 シリア文字 |
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子の書字システム: | ソグド文字
ナバタイ文字
グルジア文字 (議論がある) |
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ISO 15924 コード: | Syrc |
シリア文字(シリアもじ)は、シリア語で用いられるアラム文字の一群。インドのマラヤラム語(マランカラ正教会 w:Malankara Orthodox Church)、およびガルシュニとして知られるアラビア語(中東のキリスト教徒が用いる)でも用いられるアルファベットである。シリア文字は、アジア東方の諸文字に派生したと言われている(詳細はアラム文字の項を参照)。 次の三種類に大別される。
[編集] シリア語のエストランゲロ(Estrangelo)文字
文字 | 基本形 | 語末 接続形 |
語末 非接続形 |
発音 |
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アラプ(Alap) | "A" | |||
ベート(Beth) | "B" | |||
ガマル(Gamal) | 硬い "G" | |||
ダレット(Daleth) | "D" | |||
ヘー(Heh) | "H" | |||
ワウ(Waw) | "W"か"O"、か"U" 単語により異なる |
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ザイン(Zain) | "Z" | |||
ヘット(Kheth) | "Kh" 無声軟口蓋摩擦音 (スコットランド語のlochのよう) |
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テット(Teth) | 硬い "T" | |||
ヨッド(Yodh) | "Y" か "E", 単語により異なる |
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カプ(Kap) | "K", ときどき "Kh" | |||
ラメッド(Lamadh) | "L" | |||
メーム(Meem) | "M" | |||
ヌーン(Noon) | "N" | |||
スィムカト(Simkath) | "S" | |||
アイン(Ain) | 有声咽頭摩擦音 | |||
パイン(Payin) | "P" | |||
ツァデ(Tsade) | "Ts" | |||
コプ(Qoph) | "Q" | |||
レーシュ(Resh) | "R" | |||
シーン(Sheen) | "Sh" | |||
タウ(Taw) | "T" | |||
ラメッドとアラプの合字 (単語末) |
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タウとアラプの合字 (単語末) |
[編集] 外部リンク
カテゴリ: アルファベット | アブジャド書字システム | アラム語群 | キリスト教