シニアカー
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シニアカーとは、福祉用電動車両(バッテリーカー)のことである。福祉用のため購入時には、車両に掛かる消費税は非課税扱いとなる。3輪の自転車やスクーターのような外見を有するものから、4輪の乗用車タイプまで存在する。4輪は大型タイプも存在するが、あくまでも車椅子扱いであり、交通法規上は歩行者と同等である。歩道があれば歩道を走行しなければならない。
手軽さゆえに充電を忘れ、出先で身動きが取れなくなってしまうことも多い。交通法規の遵守も含め、十分な知識や判断力を有している者か、使用をサポートできる家族がいないと所有は困難であろう。
ここでもそうである様に、商品名を誤認されやすい。正式には「シニアカー」ではなく、「セニアカー」である。
元々の設計思想は当時流行していたゲートボール場への足としてスズキ自動車にて設計・販売されたが、福祉機器としての有効性が認められ現在に至る。
[編集] 特徴
[編集] メリット
使用方法は、レバーやペダルを操作するだけで加減速ができる。自動車の運転経験のないお年寄りでも非常に扱いやすいことが特徴。足腰が立たなくなったお年寄りの行動半径を飛躍的に広げるアイテムとなった。
[編集] デメリット
自動車の運転をしたこともないお年寄りが、乗用車感覚で車道の真ん中を走ることもある上、一部の簡易な機種は尾灯すら持たないことから追突による交通事故が多い。特に、夜間の使用は注意が必要であるが、 近年では前後にLED式の点滅灯を装備した物もある。
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