ゴーランド
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ゴーランドは、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』に登場する、架空の人物。(声:阪脩、飯塚昭三)
白色彗星帝国の提督。重装ミサイル戦闘艦からなる、帝国第1艦隊(テレザート星域守備艦隊)の司令官。禿頭に顎鬚を蓄えた容貌魁偉な人物。キャラクターは、元来はズォーダー大帝としてデザインされていたものが最終段階でゴーランドとして使用された。
好戦的な性格で、趣味は恐竜ハンティング。テレザート星域の作戦を任されたデスラー総統とは、何かにつけて反発し、デスラーがテレザートにヤマトを誘き出そうと考えたのに対して、ゴーランドは、白色彗星帝国の国益に反するとして、ヤマトとテレサの交信を妨害した。豪放磊落で好戦的な中にも、意外にも慎重な一面があり、またかなりの戦略家でもあり、地形までも考慮した多彩な罠を仕掛けてヤマトを翻弄。テレザートに到達しようとするヤマトの前に立ちふさがり、ミサイル攻撃でヤマトをたびたび危機に陥れる。超大型ミサイル(破滅ミサイル)による攻撃でヤマトを屠ろうとするが、ヤマトの波動砲によって艦隊もろとも宇宙の塵と消えた。
ヤマトに無念の敗北を喫した彼だが、武人としての度量は上の部類であったことは認められるだろう。もし彼がシリウス/プロキオン方面軍の人物で、土星会戦に参戦していたら、同じように地の利を生かした一計を案じてバルゼーを屠り去った土方竜の策略を見抜いていたのだろうか・・・。