コンクリートブロック
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コンクリートブロック(concrete block)とは、コンクリートで造られたブロックのこと。建築資材の一つ。工業製品として規格化されており、どこでも簡単に入手でき、かつ、施工管理もコンクリート直打ちよりも簡単であることから、広く一般に普及している。景観対策として用いられる、表面を加工した化粧ブロックなども含まれる。広義の意味のコンクリートブロックには、河川工事で用いられる張りブロックや海岸工事に用いられる消波ブロックなども含まれる。
[編集] 日本国内への普及
第二次世界大戦後、焼け野原になった都心を復興させるために、簡易で高い不燃性を有する素材が必要となったことからコンクリートブロックが注目された。アメリカからブロック製造機が輸入され、工場で規格化されたブロックの大量生産が始まると、またたく間に全国へ普及した。国産品も出現し、規格が乱立する恐れが出たため、早くも1952年にはJIS規格化されている。
[編集] 用途
ビル内部の間仕切りから一般住宅のブロック塀など本格的な建築資材として、またホームセンターなどで容易に入手できることから園芸用品など手軽な資材として幅広く使われる。