ゲームで発見!!たまごっち
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『ゲームで発見!!たまごっち』(ゲームではっけん たまごっち)は1997年6月27日にバンダイよりゲームボーイ用ソフトとして発売された育成シミュレーションゲーム。同社の電子キーチェーンゲームたまごっちをゲームボーイ上で再現した。
続編として同年10月には森と海のたまごっちを育成する『ゲームで発見!!たまごっち2』が、翌年1月には時計機能を搭載した『ゲームで発見!!たまごっち オスっちとメスっち』も発売された。
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[編集] ゲームで発見!!たまごっち
ゲームで発見!!たまごっち | |
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ジャンル | 育成シミュレーションゲーム |
対応機種 | ゲームボーイ |
発売元 | バンダイ |
人数 | 1人 |
メディア | ロムカートリッジ |
発売日 | 1997年6月27日 |
売上本数 | 約73万本 |
その他 | スーパーゲームボーイ対応 |
たまごっちブームが続く最中に初のコンシューマーゲーム移植作として登場し、約73万本の販売本数を記録。品薄状態が続いた実機の代替品としての役割を果たした。
ゲームボーイカートリッジは通常灰色だが、本作では白色のカートリッジが採用された。おまけとして数字や矢印、たまごっちのキャラクター、”たまごっち”のロゴや”My Game Boy”の文字など、ゲームボーイ本体をたまごっちの実機風に装飾するためのシールが付属する。
さらに同年7月11日には女性をターゲットとした特別版として、ピンク色のカートリッジとゲームボーイポケット本体をセットにした「ピンクなTAMAGOTCHセット」も発売された。ポケットモンスターと共にゲームボーイ本体の普及に貢献した作品と言える。
基本的なゲーム内容は実機のたまごっちと同様で、食事や糞の世話、遊びの繰り返しによりたまごっちの育成を行う。ただし時計機能はなく、実時間よりも速いゲーム内の時間で育成を行うこととなる。またゲームボーイ本体の電源を入れている間しか成長しない。
ゲーム開始時には8つの卵が与えられ、同時に3匹までのたまごっちを育成できる。 たまごっちの能力を上昇させる各種のミニゲーム、能力の評価を行う競技大会が用意され、実機と比較してゲーム性が増した。
[編集] ゲームで発見!!たまごっち2
ゲームで発見!!たまごっち2 | |
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ジャンル | 育成シミュレーションゲーム |
対応機種 | ゲームボーイ |
発売元 | バンダイ |
人数 | 1人 |
メディア | ロムカートリッジ |
発売日 | 1997年10月17日 |
売上本数 | 約49万本 |
その他 | スーパーゲームボーイ対応 通信ケーブル対応 |
前作のヒットを受けわずか4か月後に発売された続編。カートリッジの色は黄色。前作同様おまけとしてゲームボーイ本体の装飾を目的としたシールが付属する。
ゲームボーイで初登場となる森のたまごっち「むしっち」と海のたまごっち「さかなっち」の育成を行う。このアイデアは翌年2月に発売された実機「森で発見!!たまごっち」と「海で発見!!たまごっち」に転用された。
画面構成やグラフィック、ゲーム内の音楽は前作の流用が目立つ。育成方法も前作とほぼ変わり無いが、同時に育成できるのはむしっちとさかなっち各々1匹ずつとなる。
マップ画面での移動や卵探し、通信ケーブルによるたまごっち交換、たまごっちの成長を一時的に止める「冷凍睡眠」など、新要素の追加によりゲーム性がいっそう強められた。
[編集] ゲームで発見!!たまごっち オスっちとメスっち
ゲームで発見!!たまごっち オスっちとメスっち |
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ジャンル | 育成シミュレーションゲーム |
対応機種 | ゲームボーイ |
発売元 | バンダイ |
人数 | 1人 |
メディア | ロムカートリッジ |
発売日 | 1998年1月15日 |
売上本数 | 約11万本 |
その他 | スーパーゲームボーイ対応 通信ケーブル対応 |
1997年12月に発売された新たまごっち「オスっち」「メスっち」をゲームボーイへ移植。しかしたまごっちブーム衰退のあおりを受け販売本数は伸び悩み、前2作ほどの大ヒットには至っていない。
最大の特徴として時計機能とスピーカー、交換可能なボタン電池を搭載した特殊カートリッジの採用が挙げられる。これによりゲームを実時間に対応させてプレイする事が可能となった。
本作では通信ケーブルによるたまごっちの交配、交換に主眼が置かれた。たまごっちはベビーっち、こどもっち、ヤングっち、アダルトっち、シルバーっちの順に成長を重ねる。ヤングっちの段階に入るとオスまたはメスに性別が別れ、さらにアダルトっちの段階に入ると他のたまごっちとの交配が可能となる。
前2作に見られた競技大会やマップ画面などのゲーム要素は削除され淡白な内容となった。新要素としてたまごっちの成長に一切影響しないミニゲームが追加されたが、いずれも暇つぶし程度の内容であり、遊び続けても隠し要素などは登場しない。
[編集] 関連作品
以下はたまごっちのキャラクターを起用したコンシューマゲーム作品である。
- 64で発見!!たまごっち みんなでたまごっちワールド(NINTENDO64)
- セガサターンで発見!!たまごっちパーク(セガサターン)
- 星で発見!!たまごっち(プレイステーション)
- たまごっちタウン(スーパーファミコン)
- たまごっちのプチプチおみせっち(ニンテンドーDS)
- たまごっちのプチプチおみせっち ごひーきに(ニンテンドーDS)
[編集] 外部リンク
バンダイビデオゲーム ホームページ内
カテゴリ: たまごっち | シミュレーションゲーム | ゲームボーイ用ソフト